収束遅れる? 強い自粛に医師疑問 – 中村ゆきつぐ

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感染者一気に増えました。まあ年末年始の影響はこれからでしょうから、各地で無料PCR検査が始まったことを含めて当分感染者(PCR陽性者)は増えそうです。

(ちなみに本日は笠間市の一部の無料検査会場の試薬が無くなったと連絡が来ました。本当PCR検査だけで感染は収まらないという証明がまたできそうです)

>5日感染が確認された390人のうち、53%に当たる207人はワクチンを2回接種

>都の基準で集計した5日時点の重症の患者は4日より1人増えて3人

デルタ株のブレイクスルーにしてもオミクロン株であっても重症化率は第4、5波に比べてかなり低くなっているはずです。それを表しているのでしょう。幸い東京のコロナ病床使用率は4.5%、重症者病床使用率(都基準)は0.4%とほとんど増えていません。

>東京都内では、4日までに合わせて55人が新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認

日テレのニュース他のメディアに比べて報道が好意的!)では

>沖縄では先月26日から30日までの5日間で、オミクロン株疑いの占める割合が15%から97%まで急上昇しました。5日の623人という数字もオミクロン株が関わっていることは、ほぼ確実な状況です。

それにしても沖縄の感染拡大すごい。このオミクロン株の割合考えると沖縄の増加(米軍による放火みたいなもの!)はわかるんですが、東京のこの増え方は少し謎なんだよな。とはいえこの増加に伴いオミクロン全員入院原則も撤廃されそうです。政府の対応水際から教科書通り移行しています。

以前言われていたんですが、株不明の感染が年末から増えていたんですよね。ウイルス量が少なく(Ct値の影響?)て株の確定ができないそうですが、本当にデルタ株なのか、それともオミクロン株だったのかどうか情報が欲しいです。東京神宮クラスターみてもオミクロン株ってワクチン接種者からは検出しづらいのかな。

>年末に医療機関が休んでいて検査を受けられなかった人が年が明けて検査を受けた可能性もあるため、検査の集中によるものか感染が拡大したのかは今週の後半の感染者数を見ていく必要がある

私はこれに期待しています。だって東京のオミクロン株の割合があまりに低いんですもの。でも上で書いたように、ウイルス量が少ない(Ct値の影響?)感染でオミクロン株の証明ができていないだけとしたら、今後(例えデルタブレイクスルーであっても)風邪症状のコロナ感染は増えるでしょう。ましてオミクロン株感染ならブーストしなければワクチンでの感染予防効果はほとんどないですからね。

重症化しない感染なら感染免疫を誘導するメリットがあります。だから重症化しないオミクロン株感染であれば適度な感染予防で済ましておくという考え方も一つです。ミヤネ屋で木村さんが吠えてました

また同様なお話を慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室吉村昭彦教授が話されている記事を見つけました。(私と永江さんの山火事理論ととても似ていることも話されています

>誤解を恐れずに言うと免疫学的に最大の防御効果を得るにはワクチン接種後に感染すること。強い抗体やT細胞免疫が得られる。オミクロン感染でもデルタ株に対する免疫が得られるそうだ原著論文(査読前)はこちら。やはりワクチンを打っていた方が強い抗体が得られている。もしオミクロンがイギリスの報告で示されたように極めて軽症ならオミクロンによるブレークスルー感染が広がった方が早くコロナ騒動は終息する可能性は高い。アメリカやイギリスなどはその方針で進んでいる(望んでそうしたかはわからないが)、強い規制や自粛はむしろ終息を遅らせるという逆説的なことになる。

適度な感染対策、手洗い、マスク、3密予防、換気。そしてウイルス量を減らして感染を予防し、例え感染しても重症化のリスクを下げる。その結果風邪症状、インフルエンザ並の症状ですむのなら(インフルエンザもそこそこ症状つらいですけどね)、ワクチン接種率が高い日本ではオミクロン株による山火事でコロナは収束できるかもです。

医療逼迫が起きない限り、重症化しない感染者の数に踊らされて緊急事態宣言などの強い規制や自粛によって経済を止めることは、感染予防、経済対策両者において、つまり日本にとって決していいことではないとまとめたいと思います。

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