今から1年ほど前、私は社内で1番のデブだった。医者から忠告されるレベルの体重、体脂肪率、BMI……。絵に描いたようなメタボである。
いや、メタボだったと、過去形にしてもいいはずだ。なにせ、今はバリバリ標準体型。あぁ、標準体型。なんと素晴らしい響きだろうか。そして、太っていない日常というのはなんと便利なのだろう。痩せるって……
最高ぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!
この時点でお気づきかと思うが、本記事は単なる自慢である。もう少し詳しく言うと、95%くらいは自慢で、残りの5%くらいは「誰かの役に立つかも」って気持ちで執筆している。
「役立てて欲しい気持ちはたった5%かよ!」と言われたら返す言葉もないが、本記事はよくあるダイエット系コンテンツのように、引っ張りまくった挙げ句 最後の最後でダイエット商材を売りつけたりはしない。
「ここから先は有料です」ってこともないし、「このサプリを飲めば、あなたも魅惑のボディが手に入ります」って展開もない。当然ながらすべて無料で、スポンサー的な絡みもない。
ただただ、私が1年間ほど取り組んだダイエットの成果と内容をありのままに記しているだけ……ってことを強調しすぎると逆にウサン臭くなるから、さっさと行こう。
・ダイエットの成果
まず、ダイエットの成果について発表したい。私がダイエットを開始したのは2020年9月1日で、そのときの体重は88.9kg。体脂肪率は27.9%だった。それから数字は減り続け……
2021年7月23日には体重が68.7kg、体脂肪率は16.3%になったので、約10ヶ月で体重は20.2kg減、体脂肪率は11.6%減ってことになる。数字と見た目の変化をざっとまとめると、以下の通りだ。
──ご覧のように結構な変わりっぷりなので、久しぶりに会う人からは「誰か分からなかった」と言われることもしばしば。
・何した?
で、その10ヶ月ほどの間に何をしてたのかって話になるが、ひとことで言うと「自分の好きな運動(柔術、ボクシング)をしていた」ってことになる。
食事制限もある程度はしたものの、私の場合は完全に運動がメイン。というか、以前の記事でも書いたように、スポーツをすることで、「こんなダサい動きじゃイヤだから食べ物にも気をつけるか」って気持ちになったので、運動のおかげで痩せたと言っても過言ではない。
ちなみに、ジムにいる時間は1週間で平均4時間ほどだろうか。忙しくてなかなかジムに行けない週だってあったが、運動しないと気持ち悪いと感じる体になるなんて、以前には考えられないことだった。
・ダイエットによくないこと
一方で、その間にダイエットをする上でダメなことをしていたのも事実。代表的なのが、タイトルにある「大食い」だ。
仕事ですることもあったし、仕事一切関係なくただただプライベートで甘い物や揚げ物を食べまくったこともあった。頻繁に……というほどではないが、1ヶ月で1度や2度という可愛いものでもない。
これらの行為は、体重を減らす上で良くないことだろう。ではなぜやったのか? 理由について語ると言い訳がましく聞こえるかもしれないが……
ダイエットを成功させるためには、ただカロリーを抑えるだけでなく、「この食生活ならずっと続けられる」ってポイントを見つけることが大事だと感じたから
──となる。私のケースで言うと、白米や揚げ物、甘い物は「1週間食うなって言われたら頑張れるけど1ヶ月以上我慢するのは無理」な食べ物だった。
つまり、好きなものを我慢したところで続くわけがないので、開き直って食ってた上に、たまには量を気にせずガッツリいくこともあった……ってことだ。
とはいえ、それらがメインの食生活を送っていたわけではない。証拠というほどではないが、ダイエット中によく食ったものTOP5を挙げるとこんな感じ。
【ダイエット中によく食ったものTOP5】
1位:鶏肉
2位:ブロッコリー
3位:刺身(特にタコ、イカ)
4位:焼き魚
5位:牛肉(赤身が多いヤツ)
──高タンパク低カロリーなものがほとんど。これらが食事のメインになったので、全体的なカロリーは抑えられていたように思う。なお、基本的に3食しっかり食べていた上に、炭水化物もある程度は摂っていた(白米または十穀米を1日に平均1.5杯ほど)。
・体重が減ったことよりも大きい収穫
まぁもちろん、プロから見たら私のダイエットにはいろいろとツッコミどころがあるだろう。私自身、完璧だと思っているわけではないが、この10ヶ月ほどで「生活習慣が変わった」のは何よりも大きな収穫。
実際、20kg以上の減量に成功しても、「やった〜! これで明日から好きなものを食べまくるぞ〜」とは全く思っていない。基本的には今までと似たような食生活を送っていく予定である。
って……
言いながら〜の……
1ヶ月でぇええええ!
リバウンドーーーーー!
………………とならないように、今からジムに行ってきます! では!!
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.