蒙古襲来の絵巻物や狩野永徳の作品が国宝に指定されました。
文化庁は16日、4つの絵画と1つの書跡を新たに国宝に指定した。国宝に選ばれた「紙本著色蒙古襲来絵詞」は、モンゴル帝国が日本に襲来した元寇の様子が描かれている。
この絵は鎌倉時代、1280年代に製作されたと考えられているが、襲来と同時代に描かれた元寇の絵は世界で唯一だという。狩野永徳の作品の「紙本金地著色唐獅子図」は、2頭の唐獅子が力強く歩く姿が描かれていて、安土桃山時代を代表する絵として評価された。狩野永徳の作品では5つ目の国宝だという。(ANNニュース)