自粛一辺倒からの変化に医師驚き – 中村ゆきつぐ

BLOGOS

日本のワクチン接種状況、今の感染状況を考慮して、どうも政府は今までの感染者数重視対応から大きな政策変化を行うようです。そしてそこにはワクチン検査パッケージが活用されます。

>緊急事態宣言について、医療の逼迫(ひっぱく)度を重視した感染状況の新指標で「レベル3相当」となった場合、発令を検討する方針を盛り込んだ対処方針改定案を了承。

これは今まで言われていた通りです。そう感染者数から医療逼迫に重点を変えたということですね。驚いたのは次の記載。

>ワクチン・検査パッケージにより、緊急事態宣言下でも都道府県の認証を受けた飲食店では会食人数制限を設けないなど、一連の行動制限緩和策も反映させた。

産経からは

>企業などに一律で求めてきた出勤者7割の数値目標も撤廃した。

感染しても重症化の確率が低いであろうワクチン接種後の人や、検査陰性でコロナ感染の確率が低い人であれば、緊急事態宣言下でもみんなで飲んでいいという今までの飲食対策とは全く異なるものとなっています。これはそれこそ忘年会、新年会やりましょうという政府からの後押しなんでしょうか。

そしてテレワークをもうやらなくていいよというこの宣言は、コロナ前に戻しますよというある意味決意表明ですね。今回のGoTo含めた経済対策との連動もあるのでしょう。

PCR陰性は感染していない証明にはなりません。ワクチンを接種しても時間が経てば感染防御の力は低下します。それゆえワクチン・検査パッケージを行っても感染は完全には防げません。それでも重症化しなければ、医療を逼迫しなければ、いわゆるインフルエンザと同じと考えて経済を回していけると政府は考えたのでしょう。

ある意味自粛、人流制限一辺倒だった政府、分科会がここまでいっきに方針を変えてしまったことに少し危険性を感じますが、概ね賛成です。ワクチン3回目接種などが緊急にできる有効な対策をした上でやっと日本が恐怖の束縛から抜け出せるのかなと感じています。ただしまあメディア含めてこの恐怖感からの脱却はそう簡単にはいかないでしょうが。

タイトルとURLをコピーしました