「〇〇珈琲」の大定番はやっぱりコメダ珈琲店だろう。名古屋発祥のコーヒーチェーンで、全国制覇を果たした「〇〇珈琲」界の先駆けであり王者でもある。
では「ミヤマ珈琲」はご存じかな? 関東に4店舗のみ存在し、運営元は銀座ルノアールである。コメダに激似と言われているけど、王者よりもずっとマイナーだ。
実際に利用してみると、「コメダとルノアールを足して2で割った感じ」のちょうどいいお店であることがわかった。
・完全分煙の喫煙席!
本家銀座ルノアールは店舗コンセプトに「大正ロマン」「昭和モダン」を掲げており、激渋な純喫茶路線で店舗の設(しつらえ)えから、メニュー内容まで統一している。
それに対してミヤマ珈琲はカジュアルな喫茶店だ。メニューもポップで明るく、ややコメダのような柔らかい印象がある。とはいえ、コメダほどのボリュームメニューではない。
食事も割と充実しており、お店が推しているのはパスタだ。そのほかにビーフシチューやオニオングラタンスープも提供している。
デザートには、ルノアールの定番になっているレトロプリンを提供している。ルノアールで人気の商品は積極的にメニューに取り入れているようだ。
さて、私(佐藤)がこのお店でもっとも評価したいのは、完全分煙の喫煙席だ! 加熱式たばこのみではあるが、コーヒーを飲みながらたばこを吸えるぞ!
完全禁煙になってしまったお店が多いなかで、ルノアールはいまだ喫煙席を死守している。ミヤマ珈琲もその方針をとってくれているのはありがたい!
・ルノアールのホスピタリティ
注文したのはコメダっぽい金属マグカップの「アイスコーヒー」(税込500円)と「自家製コーヒーゼリーパフェ」(税込790円)である。
コーヒーゼリーのパフェなのに白玉と小倉餡がのっている! 洋菓子なのか和菓子なのか、どっちつかずな感じがとてもイイ!
てっぺんに和菓子を盛っちゃったために、味の印象は完全に和!
主役のコーヒーゼリーは餡子の甘さにかき消されて、コーヒーの苦味をあまり感じない。餡子の量を少し減らした方が良いい気もするんだけどね……。
そして最後には、ルノアールでお馴染みのお茶のサービス! なごむ!! これこそがコメダにはない、ルノアールのホスピタリティだ!
個人的には、ルノアールの居心地の良さは好きなんだけど食事メニューが物足りないので、既存のルノアールの一部をミヤマ珈琲にしてもらえるとうれしい。とにかくミヤマ珈琲は何かとちょうど良いので、もっとお店が増えてくれることを願う。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ミヤマ珈琲 練馬春日町店
住所 東京都練馬区春日町6-5-29
時間 7:00~22:00
定休日 なし