Googleは、パーソナライズやマルチデバイス間の連携強化などを図った「Android 13」の提供を開始した。Google Pixelシリーズでは本日より利用可能となっており、そのほか各社のAndroidデバイスについても2023年前半にかけて順次提供される予定。
Material YouをベースとしたUIデザインを継承し、壁紙のテーマや色にあわせた外観のカスタマイズが可能。マルチリンガルなユーザーに向けた機能として、アプリごとに言語設定を行なえるようになった。メディアコントロールもUIを改善したほか、おやすみ時間モードのカスタマイズや重要な着信のみを通知するなど、ウェルビーイング機能も強化している。
マルチデバイス間での連携強化としては、URLや画像、テキストなどのコンテンツをAndroid 13デバイス間でコピーアンドペーストできる共有機能を新たに用意。近日中の実装を予定している。
また、スマートフォンに届いたチャットにChromebook上から返信できる機能や、空間オーディオのサポート、LE Audioによる音質向上/複数デバイスへの同時再生などにも対応。タブレット向けのマルチタスク機能強化なども図った。
セキュリティ/プライバシー面では、ライブラリ全体だけでなく、特定の写真/動画単位でアプリにアクセスを許可できるようになるほか、新たにアプリをインストールした際に、デフォルトで通知をオフとするよう変更を実施。ログイン情報や個人情報をクリップボードにコピーした場合に、短時間で自動的に履歴を消去する機能も追加した。
そのほか、サードパーティカメラアプリにおけるHDRビデオのサポート、メディア出力スイッチャーの改善、点字ディスプレイへの対応なども実施している。
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