こちらは(株)メディアジーンのメディアコマース・チームが編集・執筆した記事です。
もはや日本の国民食と言っても過言ではないほど、身近な存在のカレー。
よりおいしく食べるために、具材やスパイス選びに工夫をこらし、映えるお皿を用意したりしたことがある人も多いでしょう。
一方で、意外と盲点かもしれないのが、カレーを口に運ぶためのスプーンです。突き詰めれば、先端の形状や材質、加工などによって、味わいが変わってくる……かもしれません。
というわけで今回は、カレーに特化した4種のスプーンを用意。実際に使ってみて、気付いたポイントをお伝えします!
なお、以下の表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、それぞれの販売ページをご確認ください。
用意したスプーン&カレーは?
左から、高桑金属「カレースプーン スプーンレスト セット 407101」、山崎金属工業「スープ賢人 ES6」、中川政七商店「カレーのためのスプーン」、片力商事「カレー専用スプーン PS-5501」
今回試したスプーンは、上の画像の4本。どれも質感や形状が異なり、特化したポイントもさまざまです。
スプーンの実力を試すには、「具材が多めのカレーが良いのでは?」ということで、野菜がたっぷり入ったレトルトカレーを用意してみました。
カレーを模したスプーンレスト付き
最初に試したのは、高桑金属の「カレースプーン スプーンレスト セット 407101」。カレーライス型のスプーンレストが付属した、お得感のある品です。
スプーン先端部(つぼ)が浅めの構造が特長的。具材とライス、カレーソースを口に運びやすく、それらが口の中で渾然一体になる感覚が不思議です……!
さらに、どの方向からでもすくいやすく、お皿の隅に残ったご飯もキレイに食べられます。
平たい先端部で、最後まで残さず食べやすい
続いてご紹介するのは、中川政七商店の「カレーのためのスプーン」。新潟県燕市のテーブルウェアーメーカーと製作された品で、つや消しの加工がオシャレです。
形状や使用感は高桑金属の「カレースプーン スプーンレスト セット 407101」とかなり似ており、つぼが浅く口に運びやすいのが大きな魅力。スプーンレストが不要&つや消しの質感が好きなら、こちらをチョイスすると良いでしょう。
六角形の先端部で、具材をカット!
山崎金属工業の「スープ賢人 ES6」は、六角形に見えるつぼの形状が特長的な1本。持ち手は先端にかけて細くなり、コントロールしやすい点も工夫されています。
先端のエッジを使えばジャガイモやニンジンなどの具材を手軽にカットでき、それらをたっぷり乗せてから口に運べます。ひと口を大きめに、ガッツリ食べたい人に向いているかも……!
500円以下でも食べやすさ満点
最後にご紹介するのは、片力商事の「カレー専用スプーン PS-5501」。執筆時点では4本の中で最も安価な468円(税込み)でしたが、他と比べて食べやすさは遜色ありません。
つぼと持ち手の接合部が独特のカーブを描いているためか、すくった具材を口に運びやすく、口当たりの良さを感じたのが印象的でした。カレー用スプーンを複数本そろえたいなら、比較的安価なこちらがオススメです。
甲乙つけがたい出来栄えで、ベストは決められず……!
正直なところ、どのスプーンにもそれぞれ良い点があり、序列をつけるのは難しいかも。
今回は具材多め&粘度のあるカレーをチョイスしましたが、骨付き肉の入ったカレーやスープ状のカレーを食べたら、スプーンごとの特長がより見えてくると思います。
それを試すのもまた一興です。カレーラバーの皆さん、まずは気になる1本を手にとってみては?
Photo: 山科 拓郎
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