人気ビジュアルノベル「月姫」の世界観で描かれた2D対戦格闘ゲーム「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」をプレイしてみた

GIGAZINE



Fate/stay night」「Fate/Grand Order」で知られるゲームブランドのTYPE-MOONの伝奇ビジュアルノベル「月姫」の世界観を基にした2D対戦格闘ゲーム「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」が2021年9月30日にリリースされたので、実際に遊んでました。

MELTY BLOOD: TYPE LUMINA(メルティブラッド:タイプルミナ)公式サイト
https://meltyblood.typelumina.com/

タイトル画面はこんな感じ。「MELTY BLOOD」シリーズはもともと2002年に同人サークル「渡辺製作所」が発表したもので、その後アーケードゲームにもなった人気格闘ゲームシリーズ。今作は2021年8月26日に発売されたリメイク版「月姫 -A piece of blue glass moon-」の世界観を基に作られた新作となります。


ゲームモードは1人プレイ用の「シングルプレイ」、2人プレイ用の「VERSUS」、オンライン対戦モードの「NETWORK」、練習用の「TRAINING」、プロフィールを編集できる「CUSTOMIZE」、ゲーム中の絵や演出を見ることができる「GALLERY」、設定用の「OPTION」の7つ。いきなりシングルプレイに挑む前に、まずはTRAININGから、ゲームのシステムを学ぶことができる「TUTORIAL」やキャラクターのコマンドなどを学べる「MISSION」をプレイするのがおすすめ。


プレイアブルキャラクターは記事作成時点で14人。2001年に発表された同人版「月姫」に登場したキャラクターや「MELTY BLOOD」シリーズでおなじみのキャラクターのほか、「月姫 -A piece of blue glass moon-」で新しく追加されたキャラクター「ノエル」「ヴローブ」や、Fate/stay nightに登場する「セイバー」もいます。


MISSIONではキャラクターのコマンドや簡単なコンボを学ぶことができるので、MISSIONを一通りこなせばキャラクターをある程度使えるようになります。


特にMISSIONでは、今作で追加された新システム「ラピッドビート」を基にしたコンボを身に付けることができます。ラピッドビートは、ボタンを連打するだけでお手軽に技を連携させてコンボを叩き出すことができるというシステム。


実際にラピッドビートで、ボタンを連打するだけで技をつなげてみたところが以下のムービー。MELTY BLOOD: TYPE LUMINAでは方向キーとA(弱攻撃)・B(中攻撃)・C(強攻撃)・D(シールド)の4ボタンで技を繰り出せるのですが、ただAボタンを連打するだけで派手なコンボを繰り出せるので、格闘ゲーム初心者も気軽に楽しむことができるのがポイント。

MELTY BLOOD: TYPE LUMINAの「ラピッドビート」はボタンを連打するだけで簡単にコンボを繰り出せるシステム – YouTube
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相手の攻撃は後ろ方向にキーを入れるとガードできるのですが、わずかに体力が削れます。しかし、相手の攻撃に合わせてタイミングよくDボタンを押すと、シールドで相手の攻撃を無効化することができます。


さらに今作ではシールドで相手の攻撃を無効化した瞬間にボタンを入力することで、「シールドカウンター」が発生。相手の攻撃を切り崩して空中に打ち上げたり……


相手の背後に回り込んで攻撃したりすることができます。ただし、シールド発生後はわずかに隙が生まれてしまうため、相手の攻撃にシールドを合わし損ねると思わぬ痛手を受けてしまうかも。シールドカウンターはコンボの開始技にもなり得るので、このシールドの読み合いがゲームの肝だといえます。


そして、キャラクターのアイコンの下に描かれているのがムーンアイコン。対戦開始時は100%、つまり満月の状態ですが、強化必殺技の「ムーンスキル」を発動すると30%が消費され、欠けていきます。


さらにムーンアイコンを50%消費する「ムーンドライブ」は、ジャンプ回数が増えたり空中ダッシュが使えるようになったり、マジックサーキット(後述)が増加したりと一時的に性能がアップするモード。発動した瞬間は無敵なので、ここぞという時に使うと有利な状況に持っていけます。


そして、画面下部にある「マジックサーキット」というゲージは最大3本までたまるのですが、1本を消費することで必殺技の強化版を繰り出すことが可能。


さらに3本消費して繰り出せる「アークドライブ」は、いわば超必殺技。コマンドは全キャラクター共通で、相手に大ダメージを与えることが可能。


さらに、相手に1ラウンド勝利を取られている状態だと、マジックサーキットの最大数は4本に増加。


マジックサーキットが4本たまっている状態でA・B・C・Dボタンを全部押しすると、「ラストアーク」は最終の必殺技で、相手の体力を半分削ることができます。例えば主人公の遠野志貴の場合、両目の瞳が青く光り……


相手を17分割します。


ラストアークは演出が非常に派手で、キャラクターならではの必殺技演出が繰り出されます。


ストーリーモードは全員分用意されています。ただし、一部のキャラクターはある程度ストーリーモードをクリアしないとプレイできないようになっています。


ストーリーモードは「月姫 -A piece of blue glass moon-」の外伝的な内容となっているので、ストーリーをちゃんと知りたい場合は「月姫 -A piece of blue glass moon-」をプレイしておく方がいいかも。


そして、自分のプロフィールを「CUSTOMIZE」から編集できます。オンライン対戦時に使う名札のようなものなので、パーツや言葉はゲームをプレイしてたまるポイントを消費したり実績を解除したりすることで選べるようになります。オンライン対戦を中心にプレイしたいという人は自分だけのプロフィールをここで組み立てるのもアリ。


実際にMELTY BLOOD: TYPE LUMINAをプレイしてみると、キャラクターの大まかなモーションや技の感覚はかつてのMELTY BLOODらしさを感じましたが、ラピッドビートやムーンアイコンなどの新システムによって、ゲームとしては新しくなっています。特にラピッドビートシステムはボタンを連打するだけで気持ち良くコンボを繰り出せるので、初心者でも格闘ゲームの楽しさを味わうことができますが、このラピッドビートを自分なりに技の連携に組み込んで使っていくことで可能性は無限大に広がるので、単なる初心者お助けモードではなく、経験者も楽しめるシステムとなっています。

MELTY BLOOD: TYPE LUMINAはドットアニメーションの2D対戦格闘ゲームですが、キャラクターの演出も非常に派手で、とにかくプレイして気持ちがいい印象。かなりスピードが速く、ボタン連打がベースとなっているので一般的な2D対戦格闘ゲームとはプレイ感覚がかなり異なってとまどいましたが、すぐに慣れることができました。今回はアーケードスティックでプレイしましたが、複雑なレバー入力を求められないので、コントローラーでも遊びやすくなっているのもポイントです。

MELTY BLOOD: TYPE LUMINAはPlayStation 4・Nintendo Switch・Xbox One・Steamでリリースされています。通常版の価格は税込7480円で、MELTY BLOODのビジュアル設定集とサウンドトラックが付属したデジタル限定版は税込1万1800円です。

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Steam:MELTY BLOOD: TYPE LUMINA
https://store.steampowered.com/app/1372280/MELTY_BLOOD_TYPE_LUMINA/


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