たまに食べたくなる揚げ菓子といえば、読者のみなさんは何を思い浮かべるだろうか。パッと頭をよぎるのはドーナツやポテトチップスあたりかもしれないが、筆者は断然チュロス。
今回、群馬のブラジルタウン(大泉町)で販売されている『ブラジル風チュロス』がとにかくウマいとの情報をゲットした。
ドラマ「孤独のグルメ」でも紹介されていて、主人公のゴローさんが恍惚(こうこつ)とした表情でそのチュロスにかじりついていた。……なんだかいつもよりおいしそうに食べていたな。これは味わっておかないと後悔するヤツかも!
・チュロス1本でも気軽に注文できるレストラン
というわけで、筆者がやってきたのは群馬県大泉町にあるブラジルのスーパーマーケット「キオスケ・シブラジル」。このスーパーの中にあるレストラン「カルー」でブラジル風チュロスが食べられるようだ。
ちなみに、当サイトのP.K.サンジュン記者が以前ここを訪れている。ブラジル感あふれるスーパーのラインナップやレストランのグルメなどについては、こちらの記事で確認してほしい。
夏真っ盛りで外はカンカン照りだが、店先や建物の色使いが涼しげでいい感じ。なんとなくブラジルの国旗みたいなカラーリングだ。
自動ドアをくぐると、すぐ目の前にレストラン「カルー」のエリアが広がる。えっ……スーパーがメインの建物だと思っていたから、入店早々ズラリと並べられたテーブルを見てちょっとビックリ。
ここは同じ空間にスーパーが隣接しているので、レストランというよりフードコートに近いのかもしれない。オープンな雰囲気が入りやすくていい。
・いままで味わったことのないチュロス
あっ、これだこれ! 今回のメインディッシュであるブラジル風チュロスの看板を発見! 1本税込300円。4本だと税込1000円で購入できるようだ。まとめ買いのほうが断然お得なのだが、とりあえず様子見で1本だけ試してみるとしよう。
注文して待つこと約8分……
ついに……
『ブラジル風チュロス』キターッ!!
キャ、キャラメルクリームが! あふれ出てくるーッ! すごい……できたてチュロスの中にみっちり詰まってるようだ。このトロトロ感、想像以上。厚めの生地にたっぷりとまぶしてある砂糖やシナモンパウダーを見るだけで、食欲がどんどん湧いてくる。
そして、わりとデカイ。直径約3cm × 長さ約16cmで、一般的なチュロスと比べてやや短いが、その分太い。このサイズ、太く短く生きたい筆者にピッタリでなんだか気に入った。アツアツのうちにさっそくいただくとしよう。
いまにもキャラメルクリームがこぼれ落ちてきそうだぜ。あぁ、いい香り……。甘くてスパイシーなシナモンフレーバーが筆者の鼻腔をくすぐる。……それでは、いただきます!
……
……あっ
ウンマッ!!!
温かいキャラメルクリームがねっとりと舌に絡みついて甘ウマい。そこに大量の砂糖やシナモンパウダーも加わり、甘さが倍増! そして、サックサクでモッチモチの食感がこれまたタマラン……。
できたて、最ッ高!
……おっ! 持ち手のところにまでキャラメルクリームがッ!! こういうの嬉しい。最後の最後まで楽しませてくれるぜ。
……なんてやっていたら、あっという間に完食。1本だけじゃなく、4本まとめて買っておくべきだったと少し後悔した。食べ応えがあって、とにかくウマい。
遠い海の向こうのブラジルでも、やっぱりチュロスは人気なのかな……。ブラジル人は甘党が多いと聞くし、いつか現地へ飛んで試食してみたいものだ。
日本のブラジルこと群馬県大泉町で味わえるこのブラジル風チュロス、南米気分を楽しむにはオススメのスイーツだ。たまーにチュロスが食べたくなったら、ここを訪れてみるのもいいかもしれないぞ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 カルー
住所 群馬県邑楽郡大泉町坂田3-13-342 ブラジルスーパー「キオスケ・シブラジル」内
時間 11:00〜19:00
休日 水曜日