地元を離れると故郷の味が恋しくなるもの。それが海外ならなおさらだ。10年以上前にアメリカのカリフォルニアからやってきた友人(女性)は、仕事の関係で日本全国を転々としている。そんな彼女から教えてもらって、私もいつの間にかハマってしまったのが……
ルーベンサンドだ。ライ麦パンにコンビーフ、ザワークラウト(キャベツの漬物)、スイスチーズやロシアンドレッシングを挟んでグリルしたホットサンドのこと。とくに彼女が気に入っているお店が東京駅にあると聞いていたので、ずっと気になっていたのだが……ついに!
東京駅に行く機会に恵まれたので、アメリカ人が絶賛するルーベンサンドを食べに行ってきました。そしてやっぱり最高だったので皆さんにもオススメしたい。
・WISE SONS TOKYO
友人に教えてもらったお店は、東京駅からスグの丸ビル(丸の内ビルディング)地下1階にある「WISE SONS TOKYO(ワイズサンズトウキョウ)」。サンフランシスコ発の人気ベーグル & デリカテッセンで、海外初進出がこちらの店舗だという。
地元発のお店を海外で見つけたら行きたくなるに決まっている。友人にとっては「新幹線に乗る前のお決まりコース」なのだとか。さっそく店頭のメニューを確認してみると……
お目当てのルーベンを発見!
「サンフランシスコ発、どこよりも美味しいパストラミサンド」とのこと。牛肉を塩漬けにしてから燻製したパストラミビーフを使用したルーベンサンド。地元の味をいただきますってことで、パストラミのレギュラーサイズ(1280円)とアイスコーヒー(220円)を注文。
待つこと数分で……
本場のルーベンサンドがやってきました。
美しすぎる断面……ザ・アメリカンな肉の厚さに圧倒されてしまった。パストラミが溢れそうなほどギッシリ詰まっている。レギュラーでも相当なボリューム。
んで、こいつが言うまでもなく美味い。ただただ美味い。ライ麦パンはバターを塗ってグリルされていて、カリッとした食感が楽しめる。いや、ザクザクといった方が正しいかも。もうマジでたまらない。
パストラミは柔らかくてジューシーで、どうやら数種類のスパイスに漬け込んで燻製させたらしく、噛むほどに旨味が口に広がる。繊維感も面白いぞ。ザワークラウトとロシアンドレッシングの酸味も相まって、食べ始めたら止まらない美味しさだ。
なるほどこれが友人の故郷の味なのか……地元サンフランシスコのルーベンサンドなのか。絶品だった。しかもボリューミー。大満足であります。
やはり気に入った料理があれば、地元の方にオススメ店を聞くのが1番である。東京駅で海外旅行気分が味わえると言っても過言ではないので、興味のある方はぜひワイズサンズトウキョウに足を運んでみてほしい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:WISE SONS TOKYO
住所:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビルB1F
時間:月曜〜金曜7:30〜21:00 / 土曜8:30〜21:00 / 日祝8:30〜20:00
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.