ついに……ついに憧れの「スマートウォッチ」を手に入れたぞォォオオオ! いきなりApple Watch(アップルウォッチ)を買う勇気はなかったので、とりあえず庶民でも手の届く1999円の「リモートカメラ付きスマートウォッチ」とやらをAmazonで買っちゃいましたァァ!
使ったことがないから分からないけど、きっとアップルウォッチも同じような感じだろう。まずはこいつを使いこなして、良きタイミングでスムーズにアップルウォッチに乗り換えるぞ。というわけで、さっそく台湾から届いたスマートウォッチを開封したいっ!
・リモートカメラ付きスマートウォッチ
激安スマートウォッチの名前は「リモートカメラ付きT8スマートウォッチフォン、サポートSIMカード & TFカード、Bluetooth、インテリジェントポジショニング、スリープ監視 (パープルブルー)」。Amazon評価は文句なしの1(最低)で、レビューには英語で……
ただひと言「Very bad battery low power」と書いてあった。もしかするとバッテリーの持ちが悪いのかもしれない。電池の減りが早いのは不便。ってか、スマートウォッチとしてどうなんだろう……と思いながら箱を取り出すと……
Smart Watch
と、これ以上ないほど堂々と胸を張って自ら「スマートウォッチ」と名乗っていた……「誰が何と言おうと私はスマートウォッチです!」という気迫が伝わってくる。威厳がハンパではない。
箱の中身はスマートウォッチ本体、バッテリー、USBケーブル、英語マニュアルの4点のみ。さっそく裏蓋を開けて「microSDカード」と「バッテリー」をセットしたら……
しっかり充電しておく。説明書に「使用する前に少なくとも2時間充電させる必要があります」と書いてあったからだ。
・使ってみた
充電完了後に電源を入れると……ふたたび例の文字が画面いっぱいに現れた。
んで、日付・時刻合わせはスマートウォッチ側で行う。なんかあまりスマートウォッチ感がない。スマホとペアリングしたら自動で同期されると期待したのが甘かった。スマホと接続してもホームシティーを「Tokyo」に設定しても何も起こらず。専用アプリ等の案内もなし。なぜ。
しかし、腕に巻いたら1人前のスマートウォッチっぽく見える。かっこいい。時計と割り切って使う分にはいいかもしれない。
・色んな機能があったよ
もちろんスマホと接続することで “できること” は増えるようだ。たとえば、スマホで音楽を再生したらスマートウォッチから音が流れ出す。ただ腕から音楽が流れるだけなので使用する機会はあまりなさそう。
そして商品名にもある「カメラ機能」を忘れてはいけない。ウォッチ側で「スマホカメラ」のシャッターを押すのではなく、ウォッチ側面に付いているカメラ(2.0 HD Sony camera mould)で撮影できるのが特徴だ。写真はmicroSDカードに保存される。
実際に撮った写真を確認してみると……
マジで使えないことが分かった。
その他、探偵のようにスマートウォッチに音声を録音する機能や、デタラメな歩数計(勝手に7の倍数で歩数カウントが進む)もあり。
ただ、商品説明にあった「インテリジェントポジショニング機能(地図上に自分の現在位置を表示させる機能)」はどんなに探しても出てこなかった。
そんなこんなで残念ながらうまく使いこなせなかったが、バッテリーは15時間以上持ったので……やはり時計と割り切って使う分にはいいかも。ただ、充電口のカバーがすぐゆるむのは喝(かつ)。見た目だけが長所なんだからピタッと閉まってほしいぞ。
最後にもう1つ。文字盤は3種類から選べるから、仕事やプライベートなど、その日の気分やTPOに合わせて使い分けることができるみたい。
というわけで、スマートウォッチっぽい時計に興味がある方はチェックしてみてほしい。1999円ならそこまで悪くないかも……ただし、時計以上の機能は期待しないこと!
参考リンク:Amazon「リモートカメラ付きT8スマートウォッチフォン、サポートSIMカード & TFカード、Bluetooth、インテリジェントポジショニング、スリープ監視」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.