iFixitがSteam Deckの修理用パーツを販売、約4万5000円でマザーボードまで購入可能

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PCゲームプラットフォームのSteamがリリースした携帯ゲーミングPC「Steam Deck」の、修理用交換パーツを修理業者のiFixitが販売する計画が明らかになっていたのですが、ついにどのようなパーツが取り扱われることになるのかが明かされました。

Earlier today we published some pages related to our upcoming parts launch with Valve. These went live earlier than we planned, so we ended up taking them down. If you did get a parts order in, we’ll honor it. ????

Stay tuned for the real launch soon!

— iFixit (@iFixit)


iFixit will sell nearly every part of the Steam Deck — including the entire motherboard – The Verge
https://www.theverge.com/2022/5/21/23133302/ifixit-steam-deck-repair-parts-leak

Steamの運営元であるValveは、2022年2月にSteam Deckの交換部品をiFixitで販売すると発表しましたが、このタイミングではその他の詳細は明らかになっていませんでした。

Valveが「Steam Deck」の交換部品をiFixitと提携して販売すると発表、さっそくiFixitが「Steam Deck」をバラバラに分解して採点 – GIGAZINE


しかし、現地時間の2022年5月21日、iFixitが取り扱うこととなるSteam Deckの修理交換用パーツの詳細が発表されています。

iFixitが取り扱う修理用交換パーツの中で、The Vergeが最も衝撃を受けたと言及しているのが、AMD Aerithチップを搭載したマザーボード。なお、Steam Deckのマザーボードは350ドル(約4万5000円)で購入可能となります。


また、iFixitが販売するSteam Deckの修理用交換パーツの中には、既存のモデルをアップグレードすることが可能パーツも含まれているとThe Vergeは指摘しています。例えば、ストレージが512GBのモデルにのみ搭載されるアンチグレアスクリーンや、より静音なHuaying製のファンも単体で購入することができるため、既存のパーツと交換することでよりSteam Deckをアップグレードすることが可能です。

さらに、iFixitはSteam Deckを自力で修理するために必要な工具をすべてまとめた修理キットを5ドル(約640円)で販売予定です。


記事作成時点で公開されているiFixitで販売されるSteam Deckの修理用交換パーツは以下の通り。

・Steam Deckファン(パーツのみ):24.99ドル(約3200円)
・Steam Deckファン(+修理キット):29.99ドル(約3800円)
・Steam Deck(512GB)スクリーン(パーツのみ):94.99ドル(約1万2200円)
・Steam Deck(512GB)スクリーン(+修理キット):99.99ドル(約1万2800円)
・Steam Deck(64GBまたは256GB)スクリーン(パーツのみ):64.99ドル(約8300円)
・Steam Deck(64GBまたは256GB)スクリーン(+修理キット):69.99ドル(約9000円)
・Steam Deck右サムスティック(パーツのみ):19.99ドル(約2600円)
・Steam Deck右サムスティック(+修理キット):24.99ドル(約3200円)
・Steam Deck左サムスティック(パーツのみ):19.99ドル(約2600円)
・Steam Deck左サムスティック(+修理キット):24.99ドル(約3200円)
・Steam Deckアクションボタンラバーメンブレン:4.99ドル(約640円)
・Steam Deck Dパッドラバーメンブレン:4.99ドル(約640円)
・Steam Deckスチームボタンラバーメンブレン:4.99ドル(約640円)
・Steam Deckスピーカー:24.99ドル(約3200円)
・Steam Deck左トリガーボタンアセンブリ:7.99ドル(約1000円)
・Steam Deck右トリガーボタンアセンブリ:7.99ドル(約1000円)
・Steam Deck左バンパーボタンアセンブリ:6.99ドル(約890円)
・Steam Deck右バンパーボタンアセンブリ:6.99ドル(約890円)
・Steam Deckバックプレート:24.99ドル(約3200円)
・Steam Deckフロントプレート:24.99ドル(約3200円)
・Steam Deckマザーボード:349.99ドル(約4万4800円)
・Steam Deck右ドーターボード:29.99ドル(約3800円)
・Steam Deck左ドーターボード:34.99ドル(約4500円)
・Steam Deckバッテリー接着剤:4.99ドル(約640円)
・Steam Deckスクリーン接着剤:4.99ドル(約640円)
・Steam Deck ACアダプター(アメリカ):24.99ドル(約3200円)
・Steam Deck ACアダプター(EU):24.99ドル(約3200円)
・Steam Deck ACアダプター(イギリス):24.99ドル(約3200円)

修理用交換パーツの中で価格が明らかになっていないのは、Steam Deck用のバッテリーです。The VergeがiFixitに問い合わせたところ、同社のカイル・ウィンスCEOから「Steam Deckを修理するために必要なすべての修理手順ガイドとパーツを含む、あらゆるソリューションを構築しています。最初のリリース時には、ほとんどの修理を完了するために必要な部品とツールが含まれることとなりますが、バッテリーを修理するためのソリューションは含まれません。Valveと協力し、バッテリー修理のためのソリューションを構築することをお約束します。バッテリー交換はSteam Deckを長く利用するために不可欠です」というコメントが寄せられたそうです。

なお、今回公開された修理用交換パーツには十字キーやボタン、電磁シールド、リボンケーブルなどは含まれていないため、交換パーツだけでSteam Deckを組み立てることはできません。

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