在宅ワーク時代の新コンセプト壁面収納「CUBIOS(キュビオス)」、パナソニックが新製品発売 夫婦のリモートワークスペース、仕事もリラックスもできるリビングなど

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 パナソニック株式会社は、在宅ワークに対応したシステム収納家具「CUBIOS(キュビオス)」の新製品を10月1日より発売する。

「夫婦で在宅勤務」など新しいライフスタイルに対応

 同ブランドとして18年ぶりに商品を刷新し、新たなモジュールと方立(ほうだて)構造を採用。在宅時間が増えたいまの暮らしにフィットする壁面収納商品と位置づけ、「夫婦で在宅勤務ができるリモートワークスペース」、「デスクワークもできるリビングテレビプラン」、「洗濯から収納までできるランドリールーム」など、新たなライフスタイルに対応したプランを提案する。

 8月7日から、全国63カ所の同社ショールームでの展示を順次スタート。9月8日から見積もり、9月17日から受注を開始し、10月1日から販売する。

 パナソニック ハウジングシステム事業部 建築システムBU営業戦略企画部の鈴木憲子氏は「コロナ禍で住宅内のニーズの多様化が進んでおり、仕事に集中できる環境の実現や、家事や片付けの効率アップ、家を楽しむ暮らしをサポートできる。『Life with CUBIO』をコンセプトに、ニューノーマル時代におけるライフスタイルの変化を捉えた新たな商品である」とした。

 また、無印良品が発売している収納グッズがCUBIOSに最適化しており、共同でのマーケティング活動も実施する。

 CUBIOSが提供する「夫婦で在宅勤務ができるリモートワークスペース」は、仕事をこなしながら家事もでき、ワークライフバランスが取りやすい収納プランだ。資料や仕事用具を棚や引き出しにすっきり収納したり、デスク下にキーボードを収納したりできるスペースを用意したオープンデスクユニットも提供する。

夫婦で在宅勤務ができるリモートワークスペース

 衣類ユニットを活用することで、よく着るアウターなどは、クローゼットにしまうことなく、リビングやワークスペースに収納できるようになる。また、スティック掃除機やロボット掃除機、ブラシや除菌スプレーなどの道具に最適化した収納スペースも用意している。参考価格は約92万円(金額は全て税込、工事費別)。

 「デスクワークもできるリビングテレビプラン」は、1つの部屋で仕事をしたりくつろいだりできるスペースを実現するプラン。テレビ用ユニットに、オープンデスクユニットや掃除用具ユニットを組み合わせることで、リビングの使い方やリビングでの過ごし方を広げることができる。

 さらに、間仕切りユニットを活用することで、視界を遮らない高さで、収納スペースを増やしながら、部屋を仕切ったゾーニングが可能になる。参考価格は約66万円、オプションの間仕切りユニットは約26万円。

デスクワークもできるリビングテレビプラン+間仕切りユニット

 「洗濯から収納までできるランドリールーム」は、ランドリールーム内に収納スペースを提供するプランで、洗濯、アイロンがけ、収納など、洗濯まわりの家事を完結できる。衣類ユニットを活用して、乾いたシャツ類をたたまずにハンガーにかけて収納。使う場所にしまうことで、毎日の家事が軽減できる。参考価格は約55万円。

洗濯から収納までできるランドリールーム

初代は薄型テレビ時代に登場。ライフスタイルにあわせたカスタマイズが魅力

 パナソニックでは、1969年に、旧松下電工が、初めて壁面収納「収納壁」を発売。住宅における収納を置き家具から転換し、施工効率が高く、高級家具調のデザインを施した「造り付け家具」へと変化させるコンセプトで商品化。さらに、薄型テレビが普及しはじめた2003年には、パーツやユニットを自由に組み合わせるシステムファニチャー「CUBIOS」を発売した。

 欧米のシステム収納にヒントを得た高さ32mmピッチにより、収納するものにあわせてカスタマイズでき、壁面を生かして、自分のスタイルで、美しく、機能的に収納できるシステムとして市場から評価を得た経緯がある。

 今回の新製品は、昨今の在宅時間や在宅ワークの増加に伴い、ワークスペースとしての役割や、仕事や家事、趣味などに関わる様々な用品を収納グッズに入れ、きれいに収納したいといったニーズの高まりにも対応したものになる。

 2020年末から製品化を検討。在宅勤務などで家庭内に増加する資料を収納しやすくするために、内寸の高さを300mmから、327mmに変更。A4ファイルボックスも置けるようにした。また、厚さ25mmの棚板を採用したことで、重厚な雰囲気と、すっきりした外観を両立。耐荷重20kgの堅牢性も達成している。

A4ファイルボックスもぴったりと収まる

コロナ禍における生活の変化を調査し、新しい課題に応える

 パナソニックが2021年4月に実施した調査によると、「家で過ごす時間が増えた人」は47.7%と半数近く。「テレワークで困ったこと」を尋ねると、「家族や周囲の生活音」が32.0%、「オンとオアの切り替え」が30.9%となった。

 また「家での暮らしで今後心掛けたいこと」に関しては、「なるべくモノを持たない」が61.1%、「効率のよい家事」が52.2%との回答だった。さらに、リフォームや模様替えを考えた人に理由を尋ねると、「気分を変えたかった」が31.3%、「使いやすいスペース」が22.2%だったという。

 同社では、「ライフスタイルの変化とともに、家で仕事がはかどる快適なスペースが欲しいといった声や、家事や片付けを効率よく行いたい、家の中で心地よい居場所をつくりたいといったニーズが高まっている。CUBIOSは、おうち時間を快適に過ごしたいというニーズに対応した商品である」とする。

構造の改善により施工時間を短縮、約1週間のスピード出荷も実現

 さらにCUBIOSは、施工業者へのメリットも提供しているという。

 方立構造にすることで、部材点数を約3割削減したほか、箱をつなげたり、重ねたりする手間がなく、施工時間が短縮できる。約1週間のスピード出荷も実現しているという。

部材の点数を削減

 また、CUBIOSでは、ウェブプランニングソフト「アイハウズプラン」を提供。自分だけのオリジナルプランを、PCやタブレットで作成できるのも特徴だ。構成するユニットやパーツなどを、イラストを見ながらクリックするだけで配置でき、3Dによる360度からの完成イメージを見られるほか、見積もりや図面も確認できる。

 住宅会社や工務店などの担当者だけでなく、施主自身が、自宅にいながら好みの収納プランを検討したり、シミュレーションしたりもできる。

アイハウズプランの利用イメージ

 なお、CUBIOSは、住宅のほかに、インテリアの木質化が進むオフィスやクリニック、店舗などのパブリック空間にも提案していくという。

オフィスでの導入イメージ

クリニックでの導入イメージ

無印良品と共同マーケティング、「MUJIsupport」での提案も

 無印良品の収納グッズがCUBIOSに最適化しており、両社による共同マーケティングも実施する。CUBIOSのカタログでも、無印良品の整理収納アドハイザーが監修したプランを紹介。パナソニックのショールームでも、無印良品の収納小物を使った展示が行われる。無印良品では、顧客からの相談に対応した提案をするサービス「MUJIsupport」で、CUBIOSに合わせた提案も行う予定だ。

 良品計画 無印良品 東京有明 住空間(商品企画・法人)担当の新井亨氏は、「無印良品の収納用品のモジュール(基準寸法)は、昔から日本の住宅に使われてきた尺を元に決めている。無印良品の収納用品の基本モジュールは37㎝と26㎝で、ひと棚の内寸80㎝に2等分、3等分と、均等に収められる寸法を採用。寸法が統一された収納用品を使うことで、部屋にあふれる、様々なさまざまな形や大きさのものを無理なく、すっきりしまうことができる」とする。このサイズがCUBIOSに最適化しており、無駄のないシンプルなデザインで、スタイリッシュな収納を実現するという。

 また、新井氏は「MUJIsupportは、全国40店舗で、暮らしにまつわる困りごとの相談を受けているが、年間約3万件の6割にあたる1万8000件が収納に関する相談。部屋に収納がなくて困っている、収納はあるが、どうしまっていいかわからないといった相談などにも応えている。無印良品では、内装や空間がきれいなだけでは暮らしはよくならないと考え、困りごとを解決してきたノウハウを生かして、くらしの整え方を一緒に考えていきたい」とした。

 MUJIsupportでは、プロのアドバイザーが相談。予約はネットからも行える。今後、CUBIOSを活用した提案も行うことになる。

MUJIsupportのイメージ

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