【読者のWi-Fi改善レポートまとめ】木造2階建てから鉄筋コンクリート3階建てまで、環境に合わせたWi-Fi機器をセレクト【「あなたのWi-Fi改善します」by NETGEAR】

INTERNET Watch

NETGEARのWi-Fi 6対応製品で読者のWi-Fiのお困りを解決!!

 いまだ出口の見えないコロナ禍。在宅でテレワークを続けている読者も多いことでしょう。しかし家族そろっての在宅勤務にWeb会議、さらに子供のオンライン授業なども重なって、自宅のネット環境に不満を抱えている人も少なくないはず。

 そこでINTERNET Watchで実施したのが、Wi-Fiルーターを扱うネットギアジャパン合同会社の協力のもと実施した読者モニター企画「あなたのWi-Fi改善します」。

 たくさんの応募の中から選ばれた3人の読者のお宅で、使用環境や条件に最適と思われるWi-Fi機器を選択。使用前後での通信環境や電波環境の測定、使用感の変化などを調べた。今回はそれら記事をまとめてみた。

 それぞれの使用環境や住宅事情が異なるので、ご自身の状況にあったモニターレポートを参照していただければ幸いだ。

【あなたのWi-Fi改善します:記事一覧】

第1回:Web会議とオンライン授業のバッティングでWi-Fiが落ちる!!

 1人目のモニター当選者は木造2階建てに住む5人家族のA氏。コロナ禍で長女は大学のオンライン授業、長男はオンラインの英会話レッスン、ご主人はWeb会議。さらにこれらがバッティングすると回線が不安定になることもしばしばあったという。

 そこで投入したのが、メッシュWi-Fiシステム「Orbi WiFi 6(RBK852)」の2台セット。トライバンドで親機と子機の間に専用のバックホール回線を持たせたモデルで、複数の高負荷なデータ通信があっても高速通信を維持することができる。

 電波の状況を確認して、親機を1階リビングに、子機を2階の中央付近にある次女の部屋に設置。交換した結果は効果てきめんで、これまで電波が安定しなかった2階の角の長男の部屋でも電波が安定。Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)環境ですが、すべての計測地点で上り、下りともに200Mbps以上で、回線が不安定になることもなくなったとのこと。

Web会議中にWi-Fiが不安定になることが多かったというA氏

「Orbi WiFi 6(RBK852)」を投入

iPerfテスト結果

※Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)の端末で検証

第2回:木造2階建て、Wi-Fiルーターのあるリビング・ダイニング以外は電波が壊滅的……

 2人目のモニター当選者S氏も、木造2階建てに住む5人家族。ただし、家族はみな社会人で、取材時点ではご主人のみが在宅勤務という状況。そのため速度的な問題は少ないものの、ルーターの置いてある1階リビング・ダイニング以外では電波状況がかなり悪く、ご主人の仕事場所は、家族に邪魔だと言われつつもダイニングに。2階の寝室などではWi-FiはあきらめてLTE回線を使うこともあるとのこと。

 そこで投入したのが「Orbi WiFi 6 Mini(RBK752)」の親機・子機2台セット。トライバンドのメッシュWi-Fiで専用のバックホールによって親子機間でも安定した通信を実現する。

 設置は1階リビングに親機を、そして2階はちょうど真ん中に通る廊下に配置。薄型の本体のおかげで廊下においても邪魔になりません。

 結果、2階も含めて全ての部屋で通信が安定。これまでほとんどWi-Fiの届かなかった2階の浴室でもWi-Fiが届くようになったことで、家族全員が長風呂になってしまったとのこと。また、家族がWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応の端末を使っていたため、その部分でも通信速度が向上したようです。

ルーター近くのダイニングでの仕事を余儀なくされていたS氏

「Orbi WiFi 6 Mini(RBK752)」を投入

iPerfテスト結果

※Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の端末で検証

第3回:鉄筋コンクリート造の2世帯住宅をカバーする方法は?

 3人目のモニター当選者S氏は、戸建ての鉄筋コンクリート造2世帯住宅。1階はご両親の事務所、2階がS氏宅で、3階がご両親の住居というお宅。家が建つのはマンションやオフィスビルなども密集する地域で、Wi-Fi電波がかなり混雑している状況。これまでは宅内LANと他社製のメッシュWi-Fiを使っていたものの、Wi-Fiの届く範囲はかなり限定的で、スマホなどはWi-Fiは使わずLTE接続。そのため家族みんな大容量のデータプランにしていたとのこと。

 鉄筋コンクリート造でしかも3フロアということでかなり厳しい環境だが、そこに投入したのは法人向けのアクセスポイント「WAX610」。

 家庭向けの「Orbi」シリーズでは最大4台までしか接続できないところ、「WAX610」を選択することで、各フロア2台ずつ計6台を設置。全てのフロアで安定したWi-Fi環境の実現を目指します。

 この回は非常事態宣言が出てしまったため、取材陣は訪問せず、機器の設置、設定まですべてS氏本人にやっていただいたが、専用のツール「Insight」のおかげで設定はほぼ自動で完了したとのこと。また、既存の宅内LANを活用することで、できるだけバックホールには有線LANを活用することにしたが、「WAX610」はPoE対応のため、LANケーブル1本で電源供給まででき、本体もコンパクトで設置の自由度が高いとのことで、電波の届きやすい場所に設置することができたそうだ。

 結果、すべてのフロアで安定したWi-Fiを実現。実際Zoomを使ってリモートで取材を行ったが、S氏がフロア間を行き来する間も通信が途切れることはなく、メッシュWi-Fiのメリットが存分に生かされていた。また、各部屋でWi-Fiが使えるようになったことで、家族のスマホのデータプランの見直しや、Amazon Echo ShowといったIoT家電の活用なども考えていきたいと語ってくれた。

Web会議中にWi-Fiが不安定になることが多かったというA氏

「Orbi WiFi 6(RBK852)」を投入

iPerfテスト結果

※Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)の端末で検証

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