モンベルの190gのギアが、防災グッズとしてもかなり優秀でした

ROOMIE 2024年6月10日掲載の記事より転載

年々猛威を振るう夏の暑さ。

そんなときにもしライフラインが絶たれ、安全な飲料水が確保できなくなったら……。

私が住む静岡県内の一部地域で2年ほど前、台風の影響で断水し、復旧しない状況が1週間以上続いたことがありました。

台風は毎年やってくるし、他人事ではいられないなと思い、改めて「水」への備えを考えることに。

コンパクトに畳めるモンベルの「ウォーターキャリア」

1人あたり1日に3Lほどの飲料水が必要とされている災害時、3人家族のわが家の場合は1日9L必要な計算に。

水道が止まって給水支援が始まっても、大容量の容器がないと十分な水を受け取ることができません。

とはいえキャンプなどを頻繁にするわけではないので、大きなポリタンクは家の中で邪魔になってしまう……と導入に踏み切れずにいました。

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モンベル 「フレックス ウォーターキャリア 8L」

そんな矢先にモンベルで見つけたのが「フレックス ウォーターキャリア」。

サイズは6Lと8Lの2種類で、一般的なポリタンクに比べると容量は少なめ。

わが家はとりあえず8Lタイプをひとつ導入してみましたが、ゆくゆくは追加で揃えようかなと検討中です。

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最大の特徴は190gという軽さと、折りたたんでコンパクトになる点です。

これなら防災バッグの中に入れておけて、普段の暮らしでも邪魔になりません。

給水も注水もしやすいつくり

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開口部はガバッと開き、水を入れやすいつくり。

ドバドバ入れてもこぼれにくいので、貴重な水を無駄にしません。

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注ぎ口は長さ約46cmのチューブになっています。

口が細く一気に水が出てこないので、コップなどの小さな器に水を注ぐのも楽ちんです。チューブの先端には、使わないときに水が漏れないバルブもついています。

一般的なポリタンクの場合、机の上に置いたりして高さをつけないと水を注げませんが、こちらは本体を片手で押し込めば低めの位置からでも注水可能(高い位置に置けば自動で水が出てきます)。

何が起こるかわからない災害時、床の上でも1人で水を注げるのは一つの安心材料になりますね。

持ち運びも楽ちん

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本体上部を折り、「スライドロックハンドル」を差し込めば、持ち手が出現

ハンドルはゴム紐で本体に繋がっているので、なくしてしまう心配もありません。

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ロックすればしっかりと止水でき、バッグのように安定して持ち運べます。

と、これだけでも十分役立つ「スライドロックハンドル」には、もう一つ便利な機能が……。

まるっと洗えて衛生的

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こんなふうに向きを変えて開口部に差し込めば、ぶら下げて乾かせるんです!

これなら袋が閉じず空気が入るので、底までしっかり乾かせるというわけ。

快晴だったこの日は、2〜3時間でカラッと乾いてしまいました。

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飲用に使うので衛生面にも気をつけたいところ。

別売りの「トレールウォーターパック メンテナンスキット」を使えば、本体やチューブの中も綺麗に掃除できます。

開口部が大きく開くメリットは掃除のしやすさにもあったんですね。

さまざまな場面で活躍しそう

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底が補強されていて、ポンっと置いても自立してくれます。チューブも本体に固定できるようになっていて邪魔になりません。

抗菌効果もあり繰り返し使えるので、給水支援のときだけでなく、例えば台風がくる前に飲料水を蓄えておいたり、夏のアクティビティの水分補給に持って行ったりと、広く活躍してくれそう。

さまざまな状況が考えられる災害時、完璧な備えをするのは難しいですが、暮らしに取り入れやすいアイテムなら防災のハードルも下がります。

モンベルの防災特集ページも勉強になったので、気になる方は覗いてみてください!

Photo: iwasawa

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