「もはや電動自転車ではない」軽量スリムなDetroit Bikes DB-E

2023年1月16日の記事を編集して再掲載しています。

バッテリー、どこにあるかわかる?

電動自転車はとっても便利ですが、大きなバッテリーを積んでいるのでフレームが頑丈で外観もがっちりしていて、実用性重視という印象です。初期のEVも空気力学を重視した結果、前方がポッコリした独特のフォルムになってましたよね。

でも、Detroit Bikesの最新電動自転車DB-Eは、近くで見ないと電動だと気付かないほど細くてスタイリッシュ

軽量で扱いがラク

エクササイズも兼ねて自転車を愛用する方の中には、電動自転車に対して「楽して乗れる自転車なんて乗る意味あるの?」なんて思う方もいるかもしれません。でも「朝から汗だくで通勤するなんて無理…」という人もいるので、車の代わりに自転車を選択するハードルを下げてくれるのも、電動自転車のメリットです。

電動自転車の中にはアシスト力が強く、ほとんどペダルを漕がなくても進めるようなモデルもありますが、そうした機種は車体もバッテリーも重く、価格も高いものが多くなっています。

その点、DB-Eは電動自転車の利便性や使いやすさを備えつつ、わずか14.5kgという普通自転車並みの軽量フレームを搭載しているので、屋内に運び込むのも楽々です。2,600ドル(約33万5,000円)もする自転車ですから、軒先に放置しておくわけにはいきません。

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Image: Detroit Bikes via Gizmodo US

抜群のエネルギー効率

電動モーターとバッテリーといった動力系は、すべて後輪に組み込まれたZehus Bike+ハブの中に収納されているので、外観はすっきり。モーターは250Wで、ペダルを踏むと時速約25キロまで加速。

1回の充電で走れる距離は省電力モードで約56キロ、フルパワーで約32キロと推定され、坂の多い地域にお住まいの方でもスイスイ走れます。

実はこのハブが意外とエコ上手。自転車の停止時には回生ブレーキで電動機にエネルギーを回収させ、平地でのペダリング時にトルクに負荷をかけて充電エネルギーを生成するなど、走行中の充電をサポートする高度な仕掛けが組み込まれています。

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Image: Detroit Bikes via Gizmodo US

下り坂などで惰性走行しているときにペダルを逆回転させて充電することも可能。DB-Eはチェーンよりも200g軽く耐久性も高い「ベルトドライブ」を採用し、軽量フレームを実現しているので、電動アシストなしでも軽々と走れます。電動自転車で一番厄介な「電池切れ」状態でも大丈夫。

また、DB-EはBitrideのモバイルアプリを使ってモーターロックや完全停止といった盗難防止機能を作動させたり、速度やバッテリー残量をリアルタイムで確認したりすることもできます。

DB-Eはグロスブラックまたはエメラルドグリーンの2カラー展開。3月に出荷予定とのことで、日本の自転車屋さんに並ぶ日が待ち遠しいです。

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Image: Detroit Bikes via Gizmodo US

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