キレるおじさんに自分もなる恐怖 – 内藤忍

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渋谷にある美味しそうなお店をネットで見つけて、予約して行ってみました。ミシュランガイドのビブグルマン(リーズナブルに美味しいお店)にも選ばれているカジュアルなお店です。

お料理を注文しようとメニューを見ていたら、スタッフが書いてない裏メニューがありますよと教えてくれました。

その中の一つが、いくらでした(写真)。新鮮で美味しいと聞いて注文してみたのですが、これが何とも期待外れ。確かに見た目は美味しそうで、テンション上がりましたが、食べてみると皮が分厚く、いくらというよりゴムのような食感でガッカリでした。

いつもなら、そのまま会計して帰るのですが、あれだけおすすめの裏メニューと言ってすすめていたのが納得できず、そのスタッフを呼んで

「これオススメって言ったけど、全然美味しくありませんね。お薦めする前に、自分でも食べてみたのですか?」

と、問い詰めてしまいました。

すると、それには答えず、会計から差し引いておきますとだけ言われ、その後そのスタッフは私を避けるように、近づいて来なくなりました。

コンビニのレジで店員を怒鳴りつけている「キレるおっさん」を見ると、同世代として何だかやるせない気分になります。

今回、私は罵倒したり、怒鳴りつけた訳ではありませんが、何だか自分の行動に後味の悪さが残りました。

それは、なりたくないと思っているキレるおっさんに、自分も近づきつつあるのではないかという恐怖感からくるものなのかもしれません。

中途半端な食事でお店を出たので、2軒目は近所のお店へ。まったりと焼き鳥を食べながら、あの時どうすべきだったのかと、再度考えてみました。

やっぱり、大人の対応で、何も言わずに静かに立ち去り、2度と行かなければ良かっただけなのか?

未だに結論は見つかりません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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