短文型SNSだったTwitter。サービスローンチからたくさんの機能が追加され、多くの問題を抱えてきました。が、イーロン・マスク氏が買収したことで、その方向性は大きく変わりました。
今や、サービス名も「X」となり、トレードマークだった青い鳥も飛んでいってしまいました。マスク氏が当初掲げていた表現の自由はどこ吹く風。
Xとして本当に目指すのは、経済プラットフォームなのかもしれません。
次なる機能はリアルタイム投資サービス?
ニュースメディアSemaforの報道によれば、Xは複数の大手フィンテック企業に見積もり依頼をかけているといいます。
見積もりの中身は、Xにリアルタイム投資機能を盛り込むならいくらになるかというもの。
Xを「経済コミュニティの鼓動」と呼び、Xとタッグを組むメリットをアピールしているようです。
Xが計画を持ちかけている企業がどこか、見積もり含め興味を示している企業があるのかなど、詳しいことは明らかになっていません。
そもそもマスク氏は仮想通貨が好き
Xには現在、TradingViewと連携した経済市場チェック機能があります。$Cashtag(キャッシュタグ)を活用することで、X上で株価を確認できます。
プラットフォーム内で金融取引こそはまだできないものの、今年4月には投資プラットフォームのeToroとの連携も発表。
マスク氏は仮想通貨好きで、Twitterのロゴを仮想通貨ドージコインの柴犬にしてみたり、Teslaの購入にいち早くビットコインを採用したり。
世界トップのお金持ちかつお祭り(?)好きなだけあって、経済の話題に首つっこむのも大好き。
目指すは中国の「WeChat」
マスク氏はしばしば中国SNS「WeChat」を引き合いに出すことがあるようです。
Twitter買収時には、社員に向けてWeChatを非常に素晴らしいアプリと称賛し、そこに真のチャンスがあると語っていました。
WeChatはコミュニケーションから支払いまで、いろいろなことができる総合型アプリ。この総合型=なんでもできるEverythingアプリがマスク氏の目指すゴールにあるようです。
そのために、今はまず経済機能というフェイズなんですかね。