「道の駅」や「サービスエリア」は旅の途中に立ち寄るイメージだけれど、あえて行き先としてみるといろいろ都合がいいことがわかった。
今回は神奈川県にある道の駅やサービスエリアを旅しました。
※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)
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休みを取ってどこかに出かけるとき、つい立ち寄ってしまうのが「道の駅」や「サービスエリア」である。
ということは、だ。旅とはつまり道の駅とサービスエリアをつないだものなのかもしれない(暴論)。
なかなか遠出しにくい時期でもあるので、今回は僕が住む神奈川県内のサービスエリアや道の駅を目的地として旅してきました。
高速道路に現れたデパート「海老名サービスエリア」
神奈川県民がサービスエリアと聞いてまず思いつくのがここ海老名サービスエリアではないだろうか。東名高速の上り、下りどちらにも巨大な施設を有する。
実は神奈川県内にサービスエリアと名の付く施設はここだけで、他はパーキングエリアなのだとか。
サービスエリアとパーキングエリアの違いははっきりしないのだけれど、コンビニやトイレのあるパーキングエリアに、さらに充実の設備を加えていくとサービスエリアになるのだと思う。
あいまいな定義も、ここ海老名サービスエリアを見ると「なるほど、これはサービスエリアだわなー」と納得できる。
海老名サービスエリアはただ広いだけではなく、広い施設の中にこれでもか!とお店が詰め込まれている。それでいて広い通路は確保されているので、ゆったりと食べたいものを選びながら歩くことができる。
こういうところに来ると「まず一周してみよう!」となると思うけど、一周するとかなりの確率で目移りしまくり、しかも広すぎるのでチェックしたお店に二度とたどり着けない可能性がある。いいものを見つけたらさっさと買ってしまうべきだろう。
海老名サービスエリアには神奈川県の名産品はもちろんのこと、静岡や山梨、東京など近県のものから、かなり遠くの名物までが我が物顔で取り揃えられている。
サービスエリアというのは旅の途中で休憩に寄る場所、という認識だったのだけれど、海老名に関して言うと完全に目的地と考えていいと思う。
むしろ軽い気持ちで立ち寄るとその本気度合いに惚れて長居してしまうので、ある程度余裕と覚悟を持って来てもらいたい。高速に乗らなくても一般道からもアクセスできます。
サービスエリアを旅の目的地としてしまうと、少々の贅沢が許される気がするから不思議である。実際にこれから長時間運転したり渋滞を越えたりもしなくていいとわかると、観光地に来た気分で好きなものを食べちゃうのだ。
ハイテクトイレもみどころ
高速道路のサービスエリアに寄る最大の理由の一つがトイレ休憩ではないだろうか。ぜひ海老名サービスエリアのトイレに寄って驚いてほしいと思う。
海老名サービスエリアのトイレはこれまた「サービス」の域を超えている。
東名高速海老名サービスエリアは充実の「サービス」エリアだった。他にも有名なメロンパンとか肉の串焼きとかうなぎとか、食べきれないほど食べたいものが盛りだくさんなので夏休みの間にまた来ると思う。
次は原点に帰って、三浦半島にある元祖道の駅ともいえるお店を紹介したい。