あらゆる足の形にフィットしやすいハイキングシューズ・トレッキングシューズおすすめ3選

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泥道もこれで大丈夫。

ハイキングをするにも、軽登山・トレイルに挑戦してみるにも、しっかり足首をサポートしてくれるハイキングシューズ・トレッキングブーツがあるのとないのとでは大違い。キャンプなどのアウトドアでも活躍しますよね。ゴツゴツした岩場に踏み込みやすかったり、足を濡らさず泥道を歩けたり。長時間歩いたあとの足の疲れ具合も変わります。

今回、おすすめのモデルを厳選するにあたって、Wirecutterでは3年以上かけて、北はアイスランドから南はニュージーランドまで、あらゆる地形を合計200万歩、2,000km以上に及ぶトレッキングを実施。調査には26名のテスト使用者が参加して快適さをジャッジ。43種類のハイキングシューズから万人におすすめできるトップ3を厳選した結果がこちらです。


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Image: Wirecutter
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Image: Wirecutter

Salomon Quest 4 Gore-Texハイキングブーツは、同シリーズ「3D」の最新版。ゆったり広々としたつま先部分、かかと保護、しっかりしたサポート力、防水透過性の高い素材などはそのまま。足首やかかとのサポート、足の曲げ伸ばしがしやすくなるようにソールの柔軟性が強化されました。さまざまな足の形にフィットしやすいのが魅力です。

ゴツく頑丈で重みはありますが、実際に履いてみると、軽い散歩から長距離のハイキングまであらゆる地形の道を歩くのに十分快適だとテスト使用者から好評でした。重たい荷物を背負って歩くのに、足元でしっかり十分なサポート力が期待できます。

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Image: Wirecutter

Merrell Moab 2 Mid Waterproofハイキングブーツは低予算で買えるハイキングブーツを探している人におすすめ。

足首のサポートがしっかりしていて、簡単なハイキングに最適。防水性能、通気性もなかなか。長距離のハイキング、岩場、急斜面、泥道を歩く場合は上記のSalomonのほうが頼りがいがあります。

足幅が広い人はワイドタイプを選んでみてください。

La Sportiva Ultra Raptor II Mid GTX(メンズサイズ)

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Image: Wirecutter

La Sportiva Ultra Raptor II Mid GTX(ウィメンズサイズ)

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Image: Wirecutter

La Sportiva Ultra Raptor II Mid GTXは軽量で柔軟性のあるハイキングブーツ。

トレイルランニングシューズのミッドソール、アウトソールをベースに作られているので、いわば、足首サポートのあるトレイルランニングシューズに近い感覚を得られそうです。柔軟性があって、運転、歩行、脱ぎ履きも比較的楽にできます。しっかりサポート力があり、泥道も歩きやすいはず。

つくりは若干小さめなので、通常よりも0.5〜1サイズ大きめを選ぶのがおすすめ。La Sportivaのブーツは幅が狭いモデルが多いですが、このRaptorシリーズは幅がミディアム〜ワイドタイプまで選べます。

ハイキングブーツはどんな人におすすめ?

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Photo: Natasha Ruether

ちょっとした日帰りのハイキングをするにも、バックパックや軽い山登りに出かけるにも、しっかり足首をサポートしてくれるハイキングブーツがあるのとないのとでは大違いです。さまざまなタイプがあるなかで、今回紹介しているものはどれも、重さ最大11kg程度のバックパックを背負って歩くのに安定したサポート力を発揮してくれます。

足の形や歩き方は人それぞれなので、ある人に合う靴がほかの人に合わないこともあります。今回はプロネーション( 足が内側に傾く自然な動きのこと )、スピネーション( 足が外側に傾くこと)、土踏まずの形にほぼ関係なく履けるモデルに絞りました。専門家によって設計されたレーシングシステム(自分の足に合わせてカスタマイズしやすい)や広めのつま先部分など、足の幅が広くても狭くても快適に過ごせるものを選んでいます。

自分に合ったハイキングブーツの探し方

安全で快適なハイキングを楽しむためには、適切なフィット感のものを選ぶことが重要です。そのうえで重要なのが、実際に試着してみること。

オンラインでハイキングブーツを購入する場合は、返品送料が無料のサイトを使って、気になったブーツを複数のモデル / サイズを注文してみることをおすすめします。サイズについては、通常のジャストサイズかハーフサイズ上(サイズ変更する場合、一般的にハーフアップにする人が多い)を選択するのが良さそうです。

理想は、午前中ではなく(足が浮腫みやすい)夕方〜夜に試着してみること。実際に履いてみたら、つま先のブーツのあいだに親指スペースの幅があるか確認してみましょう。このスペースがあると下り坂も楽になります。ブーツがしっかりフィットしていれば、足の指を広げて動かすことができるはずです。立っているときに少しでも窮屈に感じるブーツは、ハイキング中にさらにキツく感じやすいので注意。

歩いてみて足が左右に滑る感覚を覚えたら、幅が広すぎる可能性があります。一方、ブーツの中でかかと部分が少し動くのは正常なことです。アキレス腱の保護や、水ぶくれ防止には、かかとが6mm以上上に動かないことが大事です。また、ブーツの深さも重要です。足首のどの部分にブーツが当たるかに注目してみてください。不快な場合は、より浅いモデルの方が合っているかもしれません。

最高のフィット感を得るためには、ハイキングで使用する靴下を履いて試着すること、靴ひもをピタッと結ぶこと、傾斜路を上り下りして安定性を確認することを意識してみてください。靴ひもの結び方はこちらの動画(英語)が参考になるかもしれません。

Salomon Quest 4 Gore-Texハイキングブーツ

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Photo: Natasha Ruether

Salomon Quest 4 Gore-Texハイキングブーツは、あらゆる足の形に対応できる汎用性の高さが魅力。万能で、しっかりサポート力があります。通気性、防水性の両方を兼ね揃えていてバランスが良いです。

ゴツく頑丈で重みがあるので、もう少し軽量なものが良いという場合には以下で紹介するLa Sportiva Ultra Raptor II Mid GTXの方がおすすめ。

テスト使用者があらゆる道(氷河、険しい山道、岩場、小川、泥道)でのハイキングで実際に使用したところ、どの地形でも問題なく歩けたと報告がありました。濡れた地面でもグリップが良く、独自のContagripゴムのおかげか山道でも頼りがいがあったとのこと。南カリフォルニアで土砂のトレイルを歩いたときも通気性がよく快適で、ニュージーランドにある高山の湖畔近くを歩いたときは水が染みることもありませんでした。

重さは(メンズサイズ9の場合)1.2kgあるのに、従来のハイキングブーツと比べたら、歩いている最中にブーツが重たく歩きづらいと感じることはありませんでした。実際、難易度の高いハイキングに挑戦したあとの足の疲れは、ほかのハイキングブーツと比べると緩和されているような感じがしました。

足首まわりは硬くサポートがしっかりしている一方、柔軟性もあるので短い簡単なハイキングでも履きやすいです。アッパーの圧迫感もなく、長距離歩くのにも向いています。EVAフォームで作られたミッドソールやゴムのアウトソールにより、つま先、足裏、かかとまでの保護力も抜群。足が痛くなりやすい人や重い荷物を背負って歩く人にとって、このサポート力は長時間歩くのに頼りになるはず。

つま先部分が広々としているので、あらゆる足の形状でフィットしやすいです。テスト使用者ら(足の幅が狭い〜広い人を多数含む)は、履き心地が「快適」と回答。あるテスト使用者は足底筋膜炎持ちでしたが「いつも使っているインソールを使う必要がなかった」と満足していたようです。

ほかのハイキングブーツと比較すると、わずかに幅広のデザインになっています。ゆとりがあるという意味では分厚めの靴下を履いてもキツくなりづらいはず。ただ、自分の足はかなりの幅広だという場合にはMerrell Moab 2 Mid Waterproofハイキングブーツの方がしっくりくるかもしれません。

最後に注意点としては、それなりの重みがあること、靴紐が硬い(結びづらいので必要あらば自宅にある他のひもと交換しても良さそう)こと、そしてしっかりしたつくりなので履きならす期間が必要なことが挙げられます。Wirecutter調査では、通常のハイキングブーツは8km程度かかるのに対し、このブーツは履き慣れるまで合計で16kmかかったようです。購入後は、フィット感を実感できるまでたくさん歩いてみるのがおすすめです。

Merrell Moab 2 Mid Waterproofハイキングブーツ

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Photo: Natasha Ruether

Merrell Moab 2 Mid Waterproofハイキングブーツは低コストで万能、グリップがしっかりしていて多くのバックパッカーやハイカーから愛されているハイキングブーツ。Wirecutterで4年間変わらずおすすめしているモデルです。

低コストとはいえ、しっかり頑丈なつくりになっています。重さは1,020gあり。あらゆる地形を歩いてみて、適度なグリップが期待できます。

防水で、いくつもの小川を渡っても足が濡れることはなかった一方、スエード部分の一部の生地は水分を吸収して濡れていました。雨のなかを歩くと、防水しきれない可能性もあります。

通気性については、メッシュがうまく配置されていて、この価格帯ではベストだといえます。ただ、上記のSalomon Quest 4 Gore-Texハイキングブーツには敵いません。

実際に使用してみて、長くても8km程度のハイキングには頼りがいのある印象を受けました。それ以上となると急斜、泥道、水たまり、岩場などで快適さが劣る可能性があります。足首まわりは広く浅い形状なので、砂利が入りやすかったりします。しっかりサポート力が欲しい場合には(特に長距離を歩く、重い荷物を背負う場合には)Salomonの方がしっくりくるかもしれません。

足幅が広い人にはワイドタイプがおすすめ。Wirecutter調査では、1km半ほど歩いたところで履き慣れてきた感覚を得られました。こちらも購入後は、フィット感を実感できるまでたくさん歩いてみてください。

La Sportiva Ultra Raptor II Mid GTXハイキングブーツ

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Photo: Natasha Ruether

La Sportiva Ultra Raptor II Mid GTXは、軽量で柔軟性があり、万能でトラクションに優れたハイキングブーツ。

トレイルランニングのミッドソールとアウトソールをベースにデザインされているのが特徴で、通常のハイキングブーツよりも軽やかなフィット感が期待できるはず。男性用で約900g、女性用で約650gと軽量につくられていて、トレイルでサクッと歩きたい場面に向いています。つま先まわりのサポートはしっかりしている一方で、柔軟性があるので足が疲れにくいです。

通気性、防水性の両方を兼ね揃えていてバランスが良く、岩場、泥道、水たまり、雪道、砂漠などあらゆる気候や地形に対応できそうです。湖の岸辺や雪の積もった山道を歩いたときも、防水で頼りがいがありました。暑い日に使用した際には、上記で紹介したSalomon Quest 4 Gore-Texハイキングブーツの方が若干ながら通気性が高いように感じました。

やはりSalomonブーツのContagripアウトソールには敵いませんが、ソールはかなり快適で、岩場のでこぼこ道でもしっかり保護してくれました。

注意点としては、足幅は上記で紹介した2つのモデルよりも狭めにつくられているのと、若干小さめなので、通常よりも0.5〜1サイズ大きめを選ぶのがおすすめです。快適に履き慣れるまでには時間がかかります。フィット感を実感できるまでたくさん歩いてみてください。

表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、販売ページをご確認ください。©2022 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.

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