献血協力者へ贈られる記念品に新しく加わった「血液バッグ型保冷剤」がツイッターで話題になっている。本物さながらの見た目に「センスある!」「欲しい」といった声が寄せられている。
血液バッグ型保冷剤の詳細や記念品の取り組みについて、日本赤十字社に聞いた。
「いい意味でsickだった」
話題の発端となったのは、ツイッターユーザー「わたし・ザ・つぐ(@masatsgu_mori)」さんによる2022年9月11日の投稿だ。「献血の新しいポイント景品がいい意味でsickだった」といい、実物を写真で披露した。
輸血用の血液を保存する容器「血液バッグ」を模した保冷剤で、黄色の液体が詰まった透明の袋には「新鮮凍結血漿-LR『日赤』480」「FFP-LR480」などと本物さながらの説明書きがされている。
販売および調剤の欄には、献血のマスコットキャラ「けんけつちゃん」と日本赤十字社の「CroKuma(くろくま)」のシルエットが描かれている。投稿によると、自身の血液型にあたるA型が配布された。
投稿は1万件以上のリツイートや5万件超の「いいね」を集め、「なにこれ欲しい!FFPの保冷剤ってアイデアが良すぎる」「これはセンスある!」「リアル過ぎます」「これ欲しさに献血したくなってきた!」と絶賛の声が寄せられている。
つぐさんは13日、 J-CASTニュースの取材に対し、記念品は大阪にある献血ルームで入手したという。弁当に活用しており、「あんまり食欲をそそるような見た目の保冷剤ではありませんが、そんな部分も逆に面白くて気に入ってます」と感想を伝える。
保冷剤について日本赤十字社の血液事業本部・広報は20日、「献血に関心を持ってもらえるような記念品として作製いたしました」と取材に答えた。
献血ウェブ会員サービス「ラブラッド」の登録者を対象とするポイント交換制の記念品だといい、8月31日から順次、全国の献血会場で配布を開始していると明かす。A型、O型、B型、AB型の4種類を展開しているが、在庫状況などにより種類の指定は出来ない場合もある。