2022年9月1日より、冷食革命とも言える商品が全国発売された。ずばりニチレイの「つけ麺」がそうなのだが、なんとコレ……つけ麺はつけ麺でもレンチンだけで作ることができるのだ。つまり、ザルもいらなければ器もいらず!
しかも、このつけ麺は “冷盛り” と “熱盛り” のどちらも作れる二刀流タイプだというからまたスゴい。どれ、季節に関係なく食べられそうだし味を確かめてみるか!
・どんなつけ麺?
「極太つけ麺」はスーパーにて451円で購入した。内容量は420gで「おっ、多いな」と思うところだが、麺自体は230g。スープの味は濃厚魚介豚骨味で、全粒粉入り自家製麺が使われているそうな。
そして中身はこんな感じ。キンキンになったスープ、麺の上には氷が乗っている。ちなみに氷は(電子レンジの)マイクロ波の影響を受けにくい特性があって、このままレンジに入れて加熱してOKだ。
・やることはレンジに入れるだけ
それじゃあ作ってみるとしよう。……といっても、冒頭でも書いたようにやることはレンジでチンするのみ。冷盛りの場合は麺を5分20秒(500W)、そこからスープのみを2分追加熱。熱盛りならともに9分30秒加熱したら完成とのことである。
今はまだ暑さを感じる時期なので、今回は冷盛り(麺が冷、つけ汁が温)を作ることにした。パッケージに書いてある手順に従い、麺とスープをレンジに入れてスープのみ追加熱。そしてトータル8分後……!!
お湯でスープを解凍したりザルで水を切ったりすることなく、つけ麺ができてしまった。普通にスゴいな。あとは麺と氷を混ぜたら完成で、料理の素人でも簡単に作れてしまうのがありがたい。
・肝心の味
はたして味はどうなのか。これだけ簡単に作れるのだ、ナンチャッテつけ麺の可能性はゼロじゃないから不安があることはあるが……
そこは大手のニチレイだから一定のクオリティー以上で出していた。まずスープが濃厚でしっかりと魚介の味がして美味しいことに驚いたのだが、それよりもっとスゴかったのが麺!
一言でいうなら、とにかく「ワシワシ感」がハンパない。それで商品名から「極太」というだけに食べ応えもあってコシもある。さすがに具材こそお店に比べると乏しいが、麺のパワーと濃厚なスープは十分すぎる完成度だと感じた。
・気になった点
ただ、気になった点もあって、時間が経つにつれて麺の冷たさを感じなくなったことが1つ。氷と近い部分は冷えているも、そうじゃないところは少しばかりムラができてしまった。まぁスープにつけてしまえばそこまで気にするほどでもなかったが……。
とはいえ、これがワンコイン以下、しかもレンチンだけの調理で食べられるのは素直にスゴい。もっといえば洗い物まで出ないのだから、かなり有能な冷凍食品だ。これ1つ冷凍庫にあれば、つけ麺をいつ食べたくなっても大丈夫。そろそろセカンド冷凍庫を買おうかなァ。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.