使い倒そう、iPhone 16 Pro。押さえておきたい5つのカメラ機能

iPhone 16 Pro、カメラ性能エグすぎます。

特に余計なことをしなくても、一瞬で美しい写真や動画が撮影できてしまいます。

しかし、それではもったいない。Proのポテシャルをフルに使えば、もっと驚くような写真・動画が作れるんです。

ここでは、iPhone 16 Pro/Pro Maxのカメラを使い倒したい人に、5つのカメラ機能をご紹介します。

これからは、超広角カメラを使い倒そう

4800万画素を誇る、iPhone 16 Proのメインカメラ。それに加えて、iPhone 16 Proでは超広角カメラも4800万画素になりました。

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Photo: 小野寺しんいち

超広角カメラ使ってますか? カメラを起動した時の画面下部のズーム項目から「.5」を押すと切り替わるレンズです。

被写体が写真に収まり切らない時に、全体を写すことができて便利。何より、通常のカメラよりもスケール感あふれる描写になるのが魅力です。これからはメインカメラと同等のクオリティで楽しめますね。

また、超広角カメラもオートフォーカスに対応しました。たとえば、超広角カメラで自撮りをするときなんか、自動でフォーカスを合わせてくれるので便利です。

さらに、革命はマクロ写真にも起きています。マクロ写真は、超広角カメラを使用して撮影されています。それが48MPになったことで、マクロ写真のクオリティも大幅に向上したのです。

これからは、メインと肩を並べる写真が撮れる、超広角をぜひ活用してみてください。

フォトグラフスタイルで、より理想の写真を作れる時代に

撮った写真に、フィルタをつけて雰囲気を変えている人も多いと思います。フィルタは写真を一瞬で見違えるものに変えてくれますが、写真全体に効果が及ぶため、やりすぎ感が出ることも。背景を際立たせるために使ったフィルタのせいで、人物の肌の色が変なことになってしまった、なんてことも起きがちです。

iPhone 16 シリーズからアップデートした「フォトグラフスタイル」は、フィルタとは似て非なる機能です。特定の雰囲気に変えられるフィルタに対し、フォトグラフスタイルは、人の肌のトーンや、全体の色彩を細かく調整することで、違和感なく写真のクオリティを底上げします。

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Image: 小野寺しんいち
フォトグラフスタイル編集の様子。左: 撮影時 右: 撮影後

編集には、指をスライドさせて効果を加えていくコントロールパネルを使います。上下移動でトーン、左右移動でカラーを変化させ、下のスライダーで強度を調節できます。直感的に操作でき、変化をライブで捉えられるのでわかりやすい。

これ、プロが写真に行なうカラーグレーディングの作業に近いんですよね。

カラーグレーディングとは、写真の色やトーンを調整して、表現したい雰囲気に近づけていくプロセス。フォトグラフスタイルを使った編集は、ガラリと雰囲気を変えるというよりは、写真本来の魅力を引き出していく作業なんです。だから違和感のない自然な仕上がりにできるのがポイント。これからのiPhoneの写真は、より思い通りの表現ができるようになるということなんです。

写真撮影中に使用することもできますし、撮影後に効果を施すこともできます。デフォルトで自分好みの設定を作ることもできるので、活用してみてください。

4K 120fpsで、驚きのスローモーションが作れる

iPhone 16 Proでぜひ撮ってもらいたいのが、4K 120fpsによる動画撮影です。

画像を何枚も重ねた集合体である動画。1秒間の動画に表示できる画像の数を表すのがfps(frame per seconds)です。この数値が高ければ滑らかな映像になるわけですが、4K画質で撮影すると、ヌルヌルと動く綺麗な映像が出来上がります。

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Video: ギズモード・ジャパン

特に早い動きの映像なんかでは、その綺麗さがわかるでしょう。ここでぜひ試して欲しいのがスローモーション撮影です。

1秒間に表示できる画像の数が増えるということは、ゆっくりと動画を再生しても、綺麗に映るということです。4K 120fpsでスローモーションを撮ると、とても滑らかな映像になります。

例えばVlogを作る時に、印象的なシーンを少しスローにして目立たせる、なんて使い方ができていいアクセントになります。

オーディオミックスで、動画の音声を聞きやすくする

Appleが、動画の音にも本気を出してきました。

発言者の声が聞こえづらかったり、周囲のノイズが目立っていたり、撮影後にがっかりしてしまうことありますよね。

iPhone 16シリーズから登場した「オーディオミックス」という機能を使えば、撮影後に動画の音声を編集することができるのです。

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Video: ギズモード・ジャパン
オーディオミックスのかかり具合50%の状態

付与できる効果は、フレーム内の人の声を強調する「フレーム」、話者の声を目立たせる「スタジオ」、そして周囲の音も活かしながら声も聞こえやすくする「シネマティック」の3種類。

クオリティ的にはもう一歩、というところもあるのですが、とにかく声を聞きやすくしてくれる便利な機能です。車の騒音のせいで声が聞こえずらい、そんな時に、ぜひ使ってみてください。

事前に、「カメラ」から「サウンド収録」で、「空間オーディオ」を設定しておきましょう。撮影後に、編集画面から使えるようになります。

音関係でもう一つ紹介しておきたいのが、「風切り音の低減」機能です。風のノイズを除去してくれるこの機能は非常に強力なので、常にオンにしておくといいでしょう。「カメラ」から「サウンド収録」で設定できます。

景色が浮かび上がる? 臨場感ある空間写真と空間動画

Apple Vision Pro持っている人に、いや、持っていない人にも聞いて欲しい。感動した景色は、空間写真でぜひ収めてみてください。

iPhone 16シリーズからの追加機能、「空間写真」。Apple Vision Proで見た時に奥行きがある写真を撮ることができます。

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Vision Proで見た空間写真

特に手前にオブジェクトがあるような写真だと、Vision Proで見た時にその立体感に驚きます。

Vision Proを持っていなくても、いつか手に入るかもしれません。空間写真は、まるでその場にいるような臨場感を与えてくれるので、忘れたくないシーンに出会ったら、ぜひ活用することをおすすめしたいです。

撮影メニューから、「空間」を選んで撮影しましょう。動画も撮れるので、ぜひそちらも使ってみてください。

Source: Apple

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