iPhone 15 Pro、3,000円以下クリアケースのちがい

2023年9月26日の記事を編集して再掲載しています。

どのケースを選べば良いんだ!

って多分みんな頭を抱えていると思うの。だって、僕がそうだったから…。

そうなのです。この季節になると、iPhoneどれを買おうか? からのiPhoneのケースどうしようか…。という悩みが連鎖的に起こるわけで、ケース選びってホント難しいですよね。

僕も毎年悩んでいて、今年なんて気がついたら同じようなケースを3つもポチってしまいましたなのでレビューします。

Photo: 小暮ひさのり

今回の登場選手は、左から…

SwitchEasyの極薄ケース……購入時1,780円

SpigenのMagSafe対応ケース……購入時2,999円

SimplismのMagSafe対応ケース……購入時1,980円

右2つのMagSafe対応ケースはほとんど見た目同じなのに、なぜ? と思うかもしれません。

でも、実際に手に持ってみると劇的な違いがあり、人によっては1,000円の価格差がひっくり返るかも? 気になる方は最後まで目を通しておいてね!

実測8gの超軽量ケース。ケースって言うより膜

Photo: 小暮ひさのり

まずは最近増えてきた超軽量ケースから。

iPhone 15 Proはチタンで軽くなった。だからケースも軽くないと良さを殺してしまう。という信念のもと購入したのがSwitchEasyから出ている極薄のiPhone 15 Pro用ケース「トランスパレントホワイト」です。

この手の極薄ケースはPP(ポリプロピレン)という樹脂を使っていて、超極薄に成形しています。指で挟むと体温が伝わるほどの薄さで、重さは実測値で8gでした。もうケースっていうより、膜だね、膜。さすがに軽さは他のケースを圧倒しています。

装着して使った感じとしては…

【◯メリット】

・薄くて装着感がない

・iPhone 15 Proの軽さを活かせる

・サラサラの手触りで気持ちいい

【△デメリット】

・擦り傷への耐性くらいしかない。落下の衝撃はきっと防げないくらいペラい

・グリップ感がなくてストラップも付けられない

・ガラスフィルムとの相性があまりよくない

・MagSafeが使えないわけじゃないけど、弱くなる

といった感じですね。

薄さと軽さは本当にダントツで、iPhone 15 Proかる〜い! うっひょ〜う! とケースを付けていても嬉しくなります。

Photo: 小暮ひさのり

Appleロゴも光の角度によってはんなりと主張できるので、ビジュアルとしてもすごく良いケースですね。

手触りサラサラの加工は汚れや指紋がつきにくいのもGood。ただし、ここは一長一短でグリップ力が少ないので、滑りやすさもあります。

Photo: 小暮ひさのり

ボリュームボタンは保護され、アクションボタンは切り抜きでした。押しやすさを考えるとこれはこれでアリかも?

Photo: 小暮ひさのり

前面のエッジ部は0.5mm画面より盛り上がっている設計。画面保護フィルムを装着していると、画面の方が盛り上がってしまいました。

この場合、下向きに置いても接地するのはiPhoneの画面ではなく、ガラスフィルムとなるので保護力としては問題無いんですけどね。

ただ、ケースの薄さも飛び抜けているので、iPhoneを落としがちな人は選ばない方が賢明かもしれません。気を抜くとスルッと…なリスクもあります。

また、MagSafeの磁力は弱くなりました。

MagSafe充電器に装着できますし、ちゃんと充電もされますけど、磁力が弱くなっているので、ちょっとした力で取れちゃったりも。

デスクのMagSafe充電器に固定するくらいなら問題ないですけど、車載MagSafe充電器とかだと振動で落ちちゃう可能性もありますね。そこはご注意ください。

個人的総評:軽さとスタイル性重視ならコレ! ただし本当に薄いので取り扱いに気を使う

コスパの高いMagSafe対応ケース。ストラップ左右出しはヨシ!

Photo: 小暮ひさのり

続いてはMagSafeクリアケース部門。

最近のクリアケースのトレンドは、バックパネルに透明度が高く硬い樹脂と、サイド部に柔らかくて衝撃を吸収しやすいTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材を組み合わせたSimplismの「ハイブリッドクリアケース」です。

TPUって経年劣化で黄ばんじゃいますが、面積の広いバックパネル部はクリアさをキープできるので、耐久性と防御力とを両立したケースって感じですね。

MagSafeリングも備わっているので、iPhone 15 Proの機能面での旨味を損なわず、しっかりと防御力を付与することができるケースです。

装着して使った感じとしては…

【◯メリット】

・左右からストラップを出せる

・強力にMagSafeを利用できる

・コスパが良い

【△デメリット】

・MagSafeのリング、なんでボゴォ!って出っ張ってんの?

背面もサイドもしっかりと防御できている安心感を受け取れます。MagSafe付きクリアケースで実測26gって軽さもいいですね!

Photo: 小暮ひさのり

クリアケースなので、端末本来の色味を楽しめるのもGood。MagSafeリングの磁力もかなり強力で、ガッチリと固定されます。

Photo: 小暮ひさのり

ストラップホールが左右両方に備わっているのも、ひじょーーによくわかっていらっしゃって好き。右出し派、左出し派どちらでも安心して選べます

Photo: 小暮ひさのり

ただし、MagSafeリングがケース背面に直接くっついているのは、個人的にはちょっと苦手でした。

Photo: 小暮ひさのり

持ったときに指にMagSafeリングの引っかかりを感じるのです。

持つたびに「ザラッ…」とした段差の感覚が指に伝わるのが苦手で…。ただ、指の腹に引っかかってグリップしやすくなるので、ホールド時の安定感は増しますね。

個人的には違和感なポイントですが、しっかりとホールドしたい。絶対に落とさないという強い意志でケースを選びたいならこのリングのわずかな出っ張りが仕事をしてくれるように感じました。

個人的総評:コスパは良いし作りも良い。MagSafeリングの出っ張りをどう捉えるか?

MagSafeリングを「内蔵」。すべすべなバックパネルで保護力も高い

Photo: 小暮ひさのり

同じく、硬質なポリカーボネートとTPUを組み合わせているのが、ケースメーカーとしてメジャーなSpigenから発売された「エアスキン・ハイブリッド・マグフィット」です。

見た目、Simplismのケースと同じなんですけど、こちらはMagSafeの磁石ユニットがケース内に埋め込まれた一体成型となっています。

装着して使った感じとしては…

【◯メリット】

・MagSafeリングがケースに内蔵(手触りが良い)

・ストラップホール付き(右出し)

・アクションボタンも保護する防御力

・MagSafeが強力

【△デメリット】

・ちょっぴり割高

という感じ。

Photo: 小暮ひさのり

装着したところがこちら。

遠目から見た限りだと、MagSafeの下部ガイドラインくらいしか、Simplismケースとの違いがないように思えますが…(重量は27gでほぼ一緒です)。

Photo: 小暮ひさのり

MagSafeユニット部はケース内部に埋め込まれているので、指でなぞっても、爪を立ててもバックパネルに一切のひっかかりはありません。スベスベいいきもち!

なお、実は昨年モデル(iPhone 14 Pro用)も持っているのですが、比較したところ磁力は強力になっていました

MagSafe充電器から剥がすとき、前モデルは「ググッ…」くらいで外れましたが、今回は「グググッ!」くらいの力を入れないと外れません(伝わって!)

Photo: 小暮ひさのり

また、アクションボタンを保護していたのは、今回買った中ではこのケースだけでした。

せっかくボタンになったのだから、開口している必要性はありません。しっかり守れた方が安心はできますね!

他のケースと比べて+1,000円とコスパ的にはちょっと分が悪いんですけど、防御力と使い勝手、そして手に持ったときの触覚から伝わる気持ちよさとのバランスの高さはさすがのSpigenです。

個人的総評:高いけどド安定。冒険心はあんまりない


さていろいろと特徴を紹介してきましたけど、なんとなく特徴伝わり…ました?

もちろん、この他にもさまざまなケースがあり、ケース選びもiPhoneの楽しみのひとつ。みなさんが自分の使い方にマッチしたケースにたどり着けるように祈っております。

Source: Amazon

※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。