JR東日本による「JEMAPS」などのITを活用した鉄道に関する事例が、2024年5月15日(水)~16日(木)の2日間、東京ビッグサイトにて開催された「SusHi Tech Tokyo 2024 Global Startup Program」のブースで展示された。
■可視化された走る列車グラフや壁を走行するロボットなどが展示
今回のブースには、デジタルツインプラットフォーム「JEMAPS」、吸引型壁面走行ロボット“SPIRADER(スパイレーダー)”、鉄道車両VR、線路設備モニタリング装置といった、鉄道に関するIT技術が紹介されていた。
「JEMAPS」は、リアルタイムで走行している列車の位置や混雑度、災害、気象などの情報を表示できるデジタルツインプラットフォーム。現在は社内のみで利用されているそうだが、会場ではリアルタイムに実際に走る列車が表示されたマップをモニターで見ることができた。
吸引型壁面走行ロボット“SPIRADER”は、新幹線が走る区間の鉄筋コンクリート橋を対象に、電磁波探査用のレーダーを押し当てて鉄筋腐食を調べるためのロボット。従来は全て人力で行っていたが、このロボットを使うことで省力化の効果が期待できるとのこと。会場には2台のSPIRADERが展示されていて、触ることもできた。
■東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
■SusHi Tech Tokyo 2024 公式サイト
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