なんだかワクワクする収納システム、見つけました。
引越ししてから約1年。デスクの横に積み上げた書類やレシートファイルをいい加減どうにかしないと、と思っていたのですが、いつ引っ越すかわからない賃貸住まいにとって、今の家のサイズに合わせた収納を購入するのはちょっと勇気がいる…。
いろいろ調べたなかで「これだ!」と思えたのは、段ボールでできた収納システムでした。
拡張しがいのある自由度の高い収納
今回新しく購入したのはdripの「FLOORBOX」という収納システム。
「FLOORBOX」には、FLOORBOX-100、FLOORBOX-50、FLOORBOX-25、FLOORBOX-SHELFの4つのパーツがあります。このネーミングもとてもわかりやすくて……A4ファイルを並べて入れられるFLOORBOX-100を基準として、その半分の高さの50、4分の1サイズの25、というふうになっています。
それぞれのボックスをFLOORBOX-SHELFにセットすると、こうして引き出しとして使うことができます。例えば、この写真のセットだとSHELF×1、50×1、25×2の組み合わせです。
さらに、SHELFを縦に重ねて棚のように拡張することも可能。付属の「ツメ」パーツを使うことで、軽い段ボールの素材でもモノの出し入れで棚がズレることがありません。
こうしてSHELFを重ねたり横に並べたりすることで、どんどん収納スペースを増やすことができるのです。しかも、引き出しのサイズ選びも自由自在。このカスタマイズ性の高さが、自分専用な感じがしてワクワクするんですよね。
組み立ては簡単
段ボールでできているので、組み立てはとても簡単。段ボールに折り目がついているのでその通りに組み立てていけば、1アイテムあたり数分で完成しました。
例えばSHELFの到着時はこんな状態。畳まれた段ボールを広げていきます。SHELFのパーツは本体、50もしくは25使用時用の仕切り、引き出し奥のパット、連結パーツのツメの4種類です。
本体の底面を組んで、パットを底面に当てて、あとは折り目の通りに折り返すだけ。BOXも似たようなつくりで、折り返していくだけで簡単に組み立てができました。
個人的には、組み立て家具の説明書解読で心が折れてしまうタイプなので、このシンプルさはありがたい…。
わが家ではデスク横で大活躍
わが家では、FLOORBOXのSHELFを縦に2つ重ねてデスクワゴンのように使用しています。下段には100、上段には50を1つと25を2つ、とセットして書類からレシート、充電ケーブルを収納。
特に100のA4ピッタリサイズ感が気持ちいい!
無駄にスペースを取らないミニマルなつくりが、コンパクトなわが家にはよかった点のひとつです。
50と25には仕切りが付属。BOX内を縦に区切ることができるので、細々したものも取り出しやすい。これまでは机の上や横に積み重ねていた細々したものにも、住所ができたような感覚で整理整頓がはかどります。
また、クローゼット内でこんなふうに横に並べて置くと、ティッシュペーパーなどの日用品のストック棚としても大活躍。スペースを生かしきれていなかったクローゼットの中を有効活用できるようになりました。
棚をバラしてボックス単体でも使える
BOXにはフタも付属しているので、SHELFなしで収納ボックスとして使用することもできます。
これが賃貸住まいに嬉しいポイントだと思っていて。前の住まいでクローゼットに入れていたSHELFの棚が、新しい住まいのクローゼットの高さに合わなかったとしても、フタを畳んで保管しておけばBOX単体でも使うことができるんです。よくあるプラケースだったとしたら粗大ゴミになるところが、このFLOORBOXの自由度の高さのおかげで使い続けられます。
万が一劣化などで処分することになったとしても、段ボールゴミとして手軽に捨てられるのもいいところ。引越しのタイミングの粗大ゴミって意外と足手纏いになったりするんですよね…。
段ボールにしては強度も満足。一番劣化しやすいであろう取手の部分は段ボールが二重になっているので、一点に負荷がかかりすぎず劣化しにくいように感じます。
とにかく自由度が高く、使用するスペースやアイテムによって拡張、縮小できるフレキシブルな「FLOORBOX」。A4ファイルをざっくりまとめられる100から、レシートや充電ケーブルを区切って収納できる25まで、デスク横に限らずストック棚やクローゼットで活躍してくれますよ。
Photo: mio