見ただけでニコニコしちゃった。
Lenovoは、ノートPC「ThinkPad」シリーズの新製品を発表しました。ThinkPadシリーズのフラッグシップである「ThinkPad X1」もパワーアップ。さらにスタイリッシュに、さらにパワフルになっています。
先日発表会におじゃまして実機を触ってきたので、ご覧ください。正直、買いたくなっています。
カーボンボディが精悍な「ThinkPad X1 Carbon Gen 12」
まずはブラックボディの「ThinkPad X1 Carbon Gen 12」。名前の通り、天板フレーム部分にリサイクルカーボンファイバー含有素材を採用。軽量かつ堅牢、そして環境への配慮もなされています。
重量は1.09kgとかなり軽量。本体厚さは14.96mmとスリム。なんだか、子どもの頃に憧れたスポーツカーみたいな印象を受けました。
見た目で「お?」となったのが、キーボード右下の「ThinkPad」のロゴ。これまではステッカーだったのが、掘り込みロゴに変更されています。ステッカーは長期間使っていると剥がれてしまうこともあり、この仕様にしたとのこと。これ、結構かっこよかったんですよ。こういうところ、好き。
肝心のスペックですが、CPUはインテル Core Ultraを搭載。メモリは最大64GB、ストレージは最大2TBまで選択できるので、自分だけのモンスターマシンに仕立てることも可能です。
ディスプレイ上部にある出っ張りは「コミュニケーションバー」。ここにカメラとマイクを搭載することで、狭額縁を実現しています。
このカメラがなかなかすごいんですよ。4K 800万画素のMIPIカメラとなっており、4Kの高画質が楽しめるだけでなく、フルHDモードでは4つの画素を1画素として利用することで、暗所性能が大幅アップ。実際デモンストレーションを見ましたが、画質のよさははっきりとわかりました。
オンライン会議などが増えている昨今。ノートPCのカメラ性能って結構重要ですからね。ちなみに、マイク性能もアップしています。
クリックパッドは横幅120mmと前モデルより大型化。やはり大きいクリックパッドは使いやすいですね。なお、トラックポイント派のために、3ボタンモデルも選択できるようになっています。
すごいなと思ったのが「トラックポイントクイックメニュー」。トラックポイントをダブルタップすると、画面上にマイク設定、バッテリー設定、音声入力、オーディオ・プレイバックの4つのメニューが表示されます。普通に設定メニューから変更しようとすると、それなりに手間がかかりますが、これらの設定がワンアクションで呼び出せるの、なかなかいいアイデアですよね。
そのほかにも、キーボードのEnteキーやFnキー、F2キー、F3キー、下矢印キーに突起を追加したり、CtrlキーとFnキーの位置を入れ替えるなど、より使いやすいように細かいところもブラッシュアップされています。なんかThinkPadっぽくて好きだなぁ、そういうところ。
キーボードの打鍵感は、上質そのもの。ほんとにノートPCなのかなって思うくらいスムーズで打ちやすいんですよ(あと英語配列も選べるのがいい)。この辺はThinkPadの伝統みたいなものですね。
正直なところ、文句のつけようのない素晴らしいノートPCだと思いました。そろそろノートPC買い換えないとなぁと思っていたところなんですが、これは悩ましい…。ど、どうしようかな…。
価格は33万3300円からとなっています。う、うううう…。やっぱりそれくらいしちゃいますよね…。でも、検討します!
タッチパネル派の方には「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9」
「ThinkPad X1」シリーズはもう1機種あります。それが「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9」。ディスプレイがぐるんと360度回転して、タブレットのようにも使えるモデル。
基本性能はThinkPad X1 Carbon Gen 12とほぼ同じですが、こちらにはタッチペンが付属します。
このタッチペンに関しておもしろいギミックがあるんですよ。ちょっと動画を見てください。
ディスプレイ側面にマグネットで固定したタッチペン、本体を閉じると自動的に本体側に移動するんです。本体側のほうがマグネットの力が強いので、移動するときに落ちづらくなります。その付け替えを自動でやってくれるという、ちょっとお茶目な機能なんです。遊び心があっていいですね。
こちらはお値段37万1800円からとなっています。タッチペンでゴリゴリ画面タッチしたい方はこちらをどうぞ。
このほかにも、TシリーズやXシリーズ、Lシリーズなどの新製品が発表されてまして。正直発表会で実機を見ていると、どれもいいなぁと思えるんですよね。選択肢が多くて、悩んじゃう…。みなさんも、Lenovoのウェブサイトを見ていっぱい悩みましょう。
Source: Lenovo