修理代は決して安くはないけども!
ライカ初のフルサイズデジカメM9は持病を抱えていました。対策前のモデルはセンサーが剥離(実際にはセンサー前の保護ガラスの剥離)しやすく、絞り込むとまるでセンサー面にゴミが腐食したか、デジタルの霊が写ったなのような写真になってしまいがちでした。
15万円で保護ガラス交換
この問題に対して、ライカは無償で対策後のセンサーへ交換してくれていたのですが、そんな心尽くしのオーバーホールサービスも2017年8月まで。2020年8月までは約10万円でオーバーホールしてくれたものの、CCDというレガシーなセンサーが調達できなくなり、現在は修理不可となってしまいました。
海外では天体写真が色鮮やかに撮れるよう、カメラセンサーのローパスフィルターを除去するテクニックと同様の手法で修理している方もいましたが、技術力なき人が挑むにはあまりにも険しい過酷な道。
そこに、ぱああっと光が差しました。宮城県のAIBA電子工房さんがライカM9の保護ガラス交換サービスを始めてくれたのです。
価格は15万円となりますが、同時にボディの革も新品交換してくれるというオマケつき。純正品ではありませんが、心機一転な気持ちもいただけるというセットプライスじゃないですか。
ライカM9用のバッテリーはまだ新品が購入できることですし、ライカのCCDの色味をこれからも長く楽しんでいきたい方にとってはシュワキマッセリーでしょう。
Source: AIBA電子工房