巨大なサメが漁船に飛び込んできた!(映画ではない)

GIZMODO

「アオザメが乗ってきて、アオザメた」って話。

ニュージーランドでは、145kgのアオザメが漁船に飛び乗る動画がネット上で話題になっているそうです。

釣り人なら、大物を釣り上げたら嬉しいはず。ましてや、相手が自分から船に飛び乗ってきてくれるなんて、願ってもない喜びでしょう。でも、これはちょっと大物すぎ。ニュージーランドで、とある釣りグループの漁船に巨大なアオザメが突如として飛び乗り、乗船していた人たちの度肝を抜いたそう。

ある週末、Churchys Charter NZが運航する船は5人の釣り人を乗せ、ニュージーランド北部の小さな町フィティアンガ沖合に出ていました。「今日はキングフィッシュを釣るぞー」なんて張り切っていたところ、もっとずっと大きな生き物が突如として船に飛び込んできました。「…アオザメだ!

それまでは楽しく釣りを楽しんでいたんですよ。そしたら約150kgもの巨体が青く深い海から飛び出し、「ドスン!」とおぞましい音を立てて船に着地したのです。その様子を撮影した動画がネット上でバズっているそうです。

「なんだこりゃ!」と乗客の一人が叫び、「アオザメがボートに飛び込んできた!」と別の乗客が信じられないセリフを吐いています。

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※動画の権利者の設定でYouTube外では閲覧できないため、YouTube上でご覧ください
Video: Storyful Viral/YouTube

船を運航していたチャーチさんはNew Zealand Heraldのインタビューで「私たちは普段と同じように、獲物と格闘していたのです。でもそのサメが暴れまわるものですから、お客さんに“もしもボートに飛び込んで来たら逃げて!”と伝えていました。」と事件を振り返ります。「そうしたら、その30秒後に偶然ボートの上に飛び乗ったんです。本当に信じられないですよ。みんな釣竿と海に落とした釣り糸の先を目で追っていたのに、それが急に向きを変えて船の上に跳びはねて…ものすごくびっくりしました」。

チャーチさんの話では、なんとか船から出て行ってもらおうと2分ほどサメと格闘した後、サメは自分で出て行ってくれたそうです。「お客さんが本当にうまくやってくれて。カメラは回っていましたが、まさかそんな危険にさらされるなんて思わなかったでしょう」。サメが飛び込んできたのは乗客が釣りを楽しんでいた船の後部ではなく、ボートの前部だったことも不幸中の幸いだったようです。

スミソニアン協会によると、アオザメは非常に動きが速く、最大で時速約40kmに達することもあります。通常、ニュージーランド沖のような熱帯の沖合に生息しているそう。平均的なアオザメは体長約4メートル、体重570キログラムにもなります。

皆さんも釣り船で沖合に出るときは、予期せぬ来訪者にご注意を。

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