ウッカリ食べ物や飲み物の賞味期限が切れてしまい、泣く泣く捨ててしまったことはありませんか?
特に夏場は足がはやくなってしまいがち。気を付けないといけません。
ロンドンを拠点とするUnited CapsとMimicaが、ボトル内部の温度変化で触り心地が変わるキャップ「Bump Cap」を開発しているそう。
傷んでくるとデコボコに
期限内でまだ安全なうちは、キャップの上のビニールを触ってもツルツル。ですが発酵などで温度が上がるに連れ、触ると中にあるデコボコの感触が伝わるようになります。
どんな仕組み?
蓋の内部にはデコボコ付きのトレイがあり、ハイドロジェルがそれを覆っています。それが温度変化により個体から液体へ変わるので、触った時にデコボコが感じられます。
怪しいと感じたら、もったいないけど素直にポイ。お腹が痛くなったら大変です。
触って分かる利点
今はコロナ禍が落ち着いていますが、当時は嗅覚がダメになっていた人が多かったんですよね。そうなると臭いで安全性を判断することが難しくなります。視力が弱い人でも。わざわざ開けて嗅がずに済むのはクイックな解決策です。
食品を提供するブランドやスーパーなど小売店も、買う前にこれで安全性が確認できれば消費者からの信頼が得られるかと思います。
食品を救うことは、地球も救うこと
食品廃棄物は温室効果ガス排出全体の10%を占めるというので、廃棄にかかるCO2を減らすことが地球温暖化対策にも繋がります。
台所やスーパーの陳列棚レベルの話かと思いきや、地球規模のスケールになっちゃいますね。
キャップだけではない
大きな容器の蓋にも応用可能でしょうし、肉や魚など生鮮食品の包装などはパッチ型にすることも可能なようです。
冷蔵庫内で冷えたまま傷んでいく食品には効果が薄いような気もしますが、これまでなかった試みなので興味深いです。広がっていくと良いですね。
Source: YouTube, X, Mimica, UNITED CAPS via YANKO DESIGN
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