秋の夜長にオリオン座流星群。観測するなら22日明け方にスタンバイ

秋の夜長に流れ星を見よう!

オリオン座流星群、今年もやってきます。今年のピークは10月22日(日曜)。夜風の気持ちがいい秋の夜長に星を楽むための、ちょっとしたガイドをご紹介しますね。

オリオン座流星群って?

オリオン座流星群は秒速66km以上の速度でスピーディーに動くため、NASAによると火球になり流星跡という光の尾を残す星もあるそうです。

しかもその時間は結構長く、数秒から数分間残ることも。この流星群の放射点は、その名の通りオリオン座の位置にあります。オリオン座を探せば、その辺りで流星を観測できるのですが、実際はそこから発生しているわけではありません。

Image: NASA

オリオン座流星群の母天体は、ハレー彗星なんです。ハレー彗星は太陽を約75〜79年ごとに通過する短周期彗星で、ハレー彗星が内部太陽系を通過するたびに、彗星核は約0.9〜3mの物質を失うとされています。

そう、流星は彗星や小惑星からの小さな破片や粒子で、地球の大気に突入して燃えているのを、地球の私たちは見ているということですね。

観察のコツ

NASAが紹介する2023年のオリオン座流星群の観察のコツは、放射点から45〜90度離れて見ること

「この視点から見ると、流星はより長く、より壮大に見えます。放射点を直接見ると、流星が短く見えるのです。これは遠近法と呼ばれる視覚効果です」と説明しています。

オリオン座流星群は比較的なだらかなピークの流星群で、1時間に15〜20の流星が観察できます。日本でのピークは22日の朝9時ごろなので、前日21日の深夜から22日明け方の空が暗い時間に観察しましょう。

見上げるのは南東〜東の方角です。月明かりの影響もないのでお天気さえ良ければしっかり見られると思います。夜風が気持ちいいとはいえ、長時間外にいると冷えるので、上着や暖かい飲み物を準備しておくといいかもですね。

ハレー彗星とは?

ハレー彗星は、公式の名を「1P/ハレー」と言います。約76年ごとに私たちの地球の空に現れる最も有名で、肉眼で見られる彗星の1つです。

1705年、イギリスの天文学者エドモンド・ハレーが、この彗星は次に戻ってくるのは1758年だと正確な予測を出したことからハレー彗星と呼ばれています。

ちなみにハレーさんの計算は正しかったのですが、1758年に彗星が本当に戻ってきたとき、ハレーさんはすでに亡くなった後でした。地球で最後にハレー彗星が見られたのは1986年。次は2061年です。

ハレー彗星が次に来るのはだいぶ先なのですが、代わりにハレー彗星が残していった「みずがめ座η(イータ)流星群」と呼ばれる粒子は、地球が近づくタイミングの毎年4〜5月に見ることはできます。また来年をお楽しみに。

繰り返しますが、オリオン座流星群、21日の深夜から未明です。いい流星が見られますように!

Source: NASA, EarthSky