植物のメンテナンスで欠かせないのが、水やりです。植物は基本的に根から水分を吸水しますが、気温が高いと外気温と植物内の温度差で気孔から水分が蒸発してしおれる場合も。
これからの涼しくなる季節でも、乾燥しやすくなるため霧吹きは有効。葉の防虫や汚れ落としにも役立ちます。最近人気のエアプランツの水やりは基本霧吹きです。
ダイソーで見つけたひと握りで長く続く霧吹き
霧吹きボトルで植物に毎回毎回シュッシュするのは、意外に面倒なもの。一回の噴霧量が少なく、何度もレバーを引いて、せっせとシュッシュしなくてはならないのは、植物を多く育てている人ほど面倒に感じるはずです。
そんな人にオススメしたいのが、ダイソーで販売している「スプレーボトル」。名前のとおり、一回レバーを握ってシュッとするだけで、長時間噴霧が続き、植物への霧吹きが楽にできるという優れものです。
100円ショップのダイソーですが、この「スプレーボトル」は200円。ほかにもある霧吹きスプレーの倍の値段ですが、それだけメリットがあるのでしょうか? チェックしてみました。
「長く続く」は3倍以上長く続く〜
「スプレーボトル」はオリーブグリーンの落ち着いたデザイン。水の残量が見えないのが難点ですが、植物の近くにおいても悪目立ちしません。見た目やグリップのデザインは一般的な霧吹きスプレーと変わりません。見た目は変わらないのに、一回のグリップで長くミストが出続けるわけです。
どのくらいミストが「長く続く」のか、気になりますよね。同じくダイソーに売っていた通常のスプレーと比べてみました。
噴霧時間を比べると「スプレーボトル」は2.03秒、「通常のスプレー」は0.6秒。違いは明らかです。たっぷりと霧吹きするためにはエアプランツで試した場合、「スプレーボトル」は2回握るだけ。通常のスプレーは7回ほど握らないとならない計算。
たかが霧吹き、されど霧吹き。毎日の作業となるとこの差が結構響いてきます。毎日のこまめなメンテナンスを考えると、一回の負荷が低いことが、長く続けられるポイント。
さらに通常のスプレーに比べるとミストのきめが細かく、室内で使っても水垂れが少ないのもうれしいところ。100円高い「長く続く」霧吹きスプレーを買うことで、毎日のボタニカルライフがいま以上に楽しくなること請け合い。100円以上の高いQOLが得られます。
Photo: Yohei Arai