AndroidのスマートウォッチならSamsung(サムスン)一択かな…なんてもう一昔前の話。
今やGoogle(グーグル)のPixel Watchがありますから。
でも、絶対Pixel Watchだよ!と言えるほど安定しておらず、やっぱり気になるSamsungの最新スマートウォッチ「Galaxy Watch 6」。日本では9月以降リリース予定で、現在予約受付中です。
Google Pixel Watch 2が年内リリースの噂もありますが、Androidスマウォ購入を検討している方は参考にどうぞ。以下、米Gizmodo編集部のレビューです。
よし! 自分の直感当たってた!
私、あえて1世代飛ばすことにしたんです。Samsung Galaxy Watch 4ユーザーなのですが、去年のWatch 5は見送る決断をしていました。で、今年Galaxy Watch 6にアプデ。これが正解でした。
今年が買い時!
大きくなったディスプレイ、新しくなったプロセッサー、ウェルネス系トレッキング機能の強化。それに加えて、過去2年で集めていたウォッチバンドは全部使える。1つ飛ばしでのアプデ、我ながらいい決断だったと思います。
ウェアラブル端末の限界に挑戦したぜ!みたいな攻めた作りにはなっていませんが、前モデルから手堅くアップデートしている、そんな端末がGalaxy Watch 6です。
でも、私はそれで十分満足。Apple Watchユーザーじゃないことに物足りなさを感じることもなく、ウェルネス系機能にも満足できて、今求めるものは事足りている。それがGalaxy Watch 6です。
もし、購入をずっと迷っているという人がいたら、Watch 6リリースの今が買い時だと思いますよ。
Samsung Galaxy Watch 6
これは何?:SamsungのAndroidスマートウォッチ第6世代。画期的な進化はないが、手堅いアプデが好印象
価格:5万160円(40mmモデル)、5万5200円(44mmモデル)
いいところ:ディスプレイが大きくなった、Wear OS 4搭載、バンドが着けやすい
残念なところ:バッテリー持ち、前モデルよりも値上がり
大きくなったスクリーン
見た目のデザインでいえば、Watch 4/ 5からほぼ変わらず。アルミニウムのエッジがそのままバンドに接続する作りです。
電源ボタンもアクションボタンも継続。盤面エッジをスワイプして画面スクロールできます。SamsungではClassicモデルで採用されている物理ベゼルが人気。
ただ、個人的にはメカニックなカチカチ好きではないので、なくてもどうも思いません。
ディスプレイはSuper AMOLED。前モデルよりさらにベゼルを薄くすることで、ディスプレイサイズ20%増。40mmモデルは1.3インチ(Watch 5は1.19インチ)、44mmモデルは1.5インチ(Watch 5は1.36インチ)。
ほんのちょっとのサイズアップでも、盤面にゆとりができるのってありがたいです。表示される情報が圧倒的に見やすくなったと思うからです。Watch 4時代は手首近づけて見るぞと思って見ないとダメだったなぁ。
中身はもちろんアプデ
見た目はほぼ同じでも、中身は変わっています。
まずチップ。搭載されているExynos W930 processorは、Watch 5のExynos W920よりも18%性能アップ。メモリも1.5から2GBにアップで、アプリ起動やアニメーションがサクサクに。
防水防塵はIP68で、Galaxy S23シリーズと同じ。ストレージは16GB。LTE版もあります(日本ではdocomoとauで取り扱いあり)。
古いバンド使えるのはうれしい
私がSamsungのスマートウォッチを使い続ける理由、それはバンドにあります。
Samsungのスマウォは、基本の20mmバンドならどれも使用できるんです。最初に買ったGalaxy Watch Active以来買い集めてきたバンドが、Watch 6でも使えるのはうれしい。バンド付け替えが簡単なのも良き。
Galaxy Watch 6の予約特典では、黒の布製バンド(別売りなら50ドル)が付いてきました。が、残念ながら布バンドは好みではないので付け替え。気軽に付け替えできるの本当いいですよ。
ソフト面の使い勝手は大きく変わらず
Watch 6はSamsungのOne UI 5 Watchが乗っていますが、これはAndroidのWear OS 4がベースになっているもの。Wear OS 4、一番乗りです。
Galaxy Watch 4からWatch 6へのアプデ乗り換えですが、ソフトウェア面での大きな変化は感じられませんでした。それでも微調整が入って見やすくなったとは思います。
「あれ? こんなメニューあった?」と思っても、正直もしかしたらWatch 4では見えていなかっただけかもという気もします。それだけスクリーンが大きくなった意味が大きいということ。
トラッキング機能は神
ガチアスリートでなければ、ウェルネス系機能のトラッキングも十分です。歩数や歩行距離はもちろん、睡眠やワークアウトのトラッキング、体組成測定。さらに、ワークアウト後のパーソナライズ心拍ゾーンまであります。
心拍の乱れを検出する機能もあり。スマウォは病気予防やヘルスケアにはなりませんが、日々のデータとして参考にはなるかと。
女性にうれしいのは生理サイクルのトラッキング機能。Watch 5から使える温度計センサーが活きています。ある程度の期間使わないとなんとも言えないので、今年はこの機能使って記録していく予定です。
マウンテンバイクやガチスイマーはWatch 5 Proの方がお勧めですが、一般的なワークアウトならこれで十分です(ちなみに、Wear OSにはHealth Connectという機能があるのですが、ヘルス系アプリあれこれとデータ共有がうまくいかないケースがあり、私はGoogle Fitとの紐付けには別のアプリを使っています)。
バッテリー持ちは数字ほど期待できない
Watch 4で過去2年苦労したのがバッテリー持ち。夕方まで持たないことが多々あり、充電器を持ち歩かないといけませんでした。
毎日持たないわけではなく、ランダムで充電早死にの日が発生していて、アプリなのかソフトの問題なのか原因がわからないまま、とりま充電器をカバンに入れておく日々でした。
Watch 6はバッテリー増強で300mAh。公式いわくバッテリー持ちは40時間(常時ONディスプレイ不使用)。
私の睡眠は『Pokémon Go Plus+』と共にあるので、夜はWatch 6はお休み。なので、夜寝る時に充電するのが日課なのですが、平均でだいたい60%ほど残っています(これはランダム早死にが起きない日のWatch 4とほぼ同じ)。
これだと、充電なしでも翌日もぎりイケるかなくらい。私のWatch 6はLTEモデルで、家ではWi-Fi接続です。
60%残るのはほぼ1日家にいるまったりな日で、日中運動してがっつりワークアウトトラッキングすると話は変わります。3km強のランニングからPelotonアプリで10分ワークアウトすると、これでバッテリーが9%減ります。
外出して地図ナビゲーションやテキストへのリプを使っても、ぎり帰宅までは持つでしょう。でも、1泊は厳しい。公式が40時間持つといっても、泊まりのときは充電器必須です。
Galaxy Watch 6は買い?
私はAndroidユーザーなので、スマートウォッチの選択肢にApple Watchはありません。日常使いに買ってもいいなと思うのは、Samsung、Google、Mobvoi(モブボイ)のスマウォ。
でも、Pixel Watchは見た目と機能がまだ安定していないし、Mobvoi TicWatch Pro 5はゴツすぎる(個人の見解です)。
個人的にはSamsungが一番幅広いユーザーに対応していると思います。Galaxy Watch 6の2サイズに加えて、Galaxy Watch 6 Classicモデルもあるしね!
機能、安定性、選択肢の多さでいえば、現段階ではSamsungのスマートウォッチがAndroid市場ではベストでしょう。Galaxy Watch 6は使えるバンドが多いのもうれしい。スマウォ市場を一新させることはないものの、従来のGalaxy Watchエコシステムにうまく乗っていると思います。
てことで、Androidユーザーならお勧め!