「このキャリアを目指さないほうがいい」: TikTok美容インフルエンサー ミケイラ・ノゲイラ氏

DIGIDAY

ミケイラ・ノゲイラ氏の1460万人のTikTokフォロワーならば、このTikTok最大の美容インフルエンサーが7月1日に結婚したことをご存知だろう。だが、彼女がE.l.f.コスメティクス(E.l.f. Cosmetics)と協力して、大切な日のための口紅とライナーを特注で制作したことは知られていないかもしれない。6月29日に発売されたリップキットにはこのコラボレーションから生まれた両方の製品が含まれている。両方ともに、ノゲイラ氏おなじみのボストンアクセントをひねった名前が付けられている。リップスティックは「パッカァアップ(Puckah Up)」、リップライナーは「ティル・デス・ドゥ・アス・パァト(Til Death Do Us Paht、死が二人を分かつまで)」だ。ノゲイラ氏はこれまではE.l.f.と提携したことがあった。結婚式のための完璧な口紅がなかなか見つけられなかったとき、彼女はE.l.f.に口紅を共同作成しないかと呼びかけたのだった。

ノゲイラ氏は、パンデミック初期のころからTikTokのコンテンツを作成してきた。フルタイムのクリエイターになる前は、アルタビューティ(Ulta Beauty)で働いていた。インディーズのメイクアップブランド、グラムライト(Glamlite)やスキンケアブランドのグロウレシピ(Glow Recipe)などと製品コラボレーションを行っており、また、シャーロットティルベリー(Charlotte Tilbury)、ロレアル(L’Oréal)、メイベリン(Maybelline)、Rael(ラエル)、ロック(RoC)などのブランドと提携してスポンサー付き投稿を行っている。

ミケイラ・ノゲイラ氏の1460万人のTikTokフォロワーならば、このTikTok最大の美容インフルエンサーが7月1日に結婚したことをご存知だろう。だが、彼女がE.l.f.コスメティクス(E.l.f. Cosmetics)と協力して、大切な日のための口紅とライナーを特注で制作したことは知られていないかもしれない。6月29日に発売されたリップキットにはこのコラボレーションから生まれた両方の製品が含まれている。両方ともに、ノゲイラ氏おなじみのボストンアクセントをひねった名前が付けられている。リップスティックは「パッカァアップ(Puckah Up)」、リップライナーは「ティル・デス・ドゥ・アス・パァト(Til Death Do Us Paht、死が二人を分かつまで)」だ。ノゲイラ氏はこれまではE.l.f.と提携したことがあった。結婚式のための完璧な口紅がなかなか見つけられなかったとき、彼女はE.l.f.に口紅を共同作成しないかと呼びかけたのだった。

ノゲイラ氏は、パンデミック初期のころからTikTokのコンテンツを作成してきた。フルタイムのクリエイターになる前は、アルタビューティ(Ulta Beauty)で働いていた。インディーズのメイクアップブランド、グラムライト(Glamlite)やスキンケアブランドのグロウレシピ(Glow Recipe)などと製品コラボレーションを行っており、また、シャーロットティルベリー(Charlotte Tilbury)、ロレアル(L’Oréal)、メイベリン(Maybelline)、Rael(ラエル)、ロック(RoC)などのブランドと提携してスポンサー付き投稿を行っている。

Glossyでは、2022年4月に、美容製品を完売させたり、一気にバイラルに拡散するノゲイラ氏の能力について取り上げた。

ノゲイラ氏は、1月下旬、自分が投稿したロレアルのマスカラ広告をめぐってTikTokの議論に巻き込まれた。マスカラの効果を示す「アフター」映像でつけまつげをつけていたと非難されたのだ。数日休んだ後、ノゲイラ氏の次の動画は「今日ここに集まった理由は知ってのとおり。今月は愛の月だよ、あんたたち」という言葉で始まった。彼女はその批判に対してそれ以上言及しなかった。

Glossyビューティポッドキャストの毎月1回のGlossy Popエピソードで、ノゲイラ氏は、1500万人近くの人々に注目されるインフルエンサーであることの厳しい現実、(キム・カーダシアンの名前を言ったノゲイラ氏の音声があらゆるところに登場していることも含めて)バイラルになることの賛否、結婚式用の口紅の制作について語った。

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結婚式用の口紅の共同制作をE.L.Fに依頼したことについて

「私のことを知っている人なら誰でも、私がE.l.f.の大ファンなのを知っている。E.l.f.は自分が買うことができた最初のブランドだった。昔は製品1点がわずか1ドル(約145円)だった。覚えている人がいるかわからないが、本当に、本当に手頃だった。ウェブサイトで使えるギフトカードをもらったのを覚えている。50ドル(約7200円)分だったので、サイトにあるものをすべて買うことができた。だから、いま、E.l.f.とコラボレーションしているなんてすごい。夢のようだ。2年前に初めてマネージャーがついたとき、彼女から『もしどんなブランドとでもコラボレーションできるとしたら、とてつもなく大きな願いがかなうとしたら、それは誰?』と聞かれた。私はE.l.f.だと答えた。なので、それが実現しているのはすごいことだ。私は7月1日に結婚するのだが、婚約してからの1年半のあいだ、ウェディング用の完璧な口紅を見つけるのに苦労していた。メイクは私の人生。メイクは自分のすべて。だから、パーフェクトな口紅が欲しかった。しばらくのあいだ探したが、見つからなかった。そこで、『ブランドに連絡を取って、聞いてみたらどうだろうか。ブランドには製品をゼロから作り上げる能力があるのだから。もし自分で作るとしたら?』と思った。それで、2年前にマネージャーから聞かれた質問を思い出して、『E.l.f.に聞いてみようか。何と言われるか、聞いてみよう』と。E.l.f.に尋ねたところ、そのアイデアに夢中になった。すごく気に入ってくれた。E.l.f.は心から喜んで支援してくれた。E.l.f.と直接協力して完璧な口紅を作るために昨年を費やした」。

インフルエンサーであることの落とし穴について

「まず言っておきたいのだが、私はこのキャリアを心から愛している。大好きだ。ほかの何とも代え難いし、変えたいところもない。このキャリアで自分はすごく成長できた。いろいろな仕事をしてきたが、これは今までに経験したなかでもっとも難しい仕事のひとつだ。正直に言うが、このキャリアを目指さないほうがいいと思う。なぜなら、私は、すごく恵まれていて毎日この仕事ができて、とても感謝している一方で、オフラインの生活については、公共の場に出かけたり普通にスーパーにいったりというプライバシーや個人的な生活、平穏がなくなってしまって残念に思うこともあるからだ。それが、このキャリアで違っていたらよかったのにと思う唯一のことだが、それは無理というもの。つまり、このキャリアは選択だから。私はプライバシーを失うことを選んだ。スポットライトを浴びることを選んだ。(言動を)人々から過度に分析されたり、ズタズタに傷つけられる可能性があるのを理解した上でいろいろ共有することにした。これは自分の選択。これは諸刃の剣だと思う。(キャリアを選んだ理由は)メイクアップに非常に情熱があり、その情熱を世界と共有したいから。世界と共有したいと思う何らかの情熱があるなら、共有すべきだ。そして、変化を起こして、人々を助けるという意図を持ってそうするべきだ。金銭や名誉、またはそのようなものを目当てにこのキャリアを追求してはだめ。そうしたら大変なことになるから」。

「有効期限」があることについて

「このキャリアにはある意味、賞味期限がある。私には有効期限がある。それがいつなのかはわからないが、存在している。50歳になってもインフルエンサーのままではないと思う。どのインフルエンサーにも頭のなかに『次は何をすればいいんだろう?』という疑問がずっと巡っている。メイクアップのレビューやチュートリアルの作成には限度がある。私だってチュートリアルを繰り返すこともある〜限度があるからだ。『まつげの付け方』は4、5回やったことがある。『これから何をすればいいのか?』というプレッシャーはある。これは人それぞれで、選択する道はいろいろだと思う。ブランドをローンチする人もいれば、ライフスタイルインフルエンサーの多くが俳優業に進んだり、本を書いたり、そんなことをするだろう。〜私はいま、この瞬間を生きるタイプ。なので、結婚式は間違いなく(自分がいまフォーカスしていることの)リストの一番上にある。でも、準備もすべて終わって、落ち着いたら、エステティシャンの資格を取るのが目標だ。いつかスパをオープンしたいから。ずっとスキンケアに興味があって、肌を整えたり美しいメイクアップのための製品を使ってきた。また、メイクアップアーティストとして、また、スキンケアや肌について語るコンテンツクリエイターとして信頼性を高めたい。もっと学んで知識を高めることができると思うので、それが目指していることだ」。

[原文:TikTok beauty influencer Mikayla Nogueira: ‘Don’t strive to do this career’

SARA SPRUCH-FEINER(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)


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