月でレアメタルなど採掘してビジネス化するNASAの方針が明らかに!

GIZMODO

レアメタルは月面で!

NASAはアルテミス計画を進めており、再び月面に宇宙飛行士を降り立たせるべく、着々と準備が成されています。

それにしても、もう50年以上前にすでに同じことを成し遂げているのに、今回は一体なにゆえ宇宙飛行士の月面着陸にこだわっているのでしょうか?

もちろんその理由は多岐にわたっているものの、新たな月面での採掘プロジェクトが明かされていますよ。

月面での採掘ビジネスの可能性

このほどロイターは、オーストラリアのブリスベンで先月開催された「World Mining Congress」において、NASAのジョンソン宇宙センターのGerald Sanders氏が語ったプロジェクトについて伝えました。

まもなくNASAは、最初の掘削マシンなどを月へと送り、今後10年以内に月面で採掘プロジェクトをスタートすることが説明されています。

月面の影ともいわれるエリアには、氷に閉ざされた貴重な天然資源が眠っている可能性が唱えられてきました。まずは掘削プロジェクトの初期段階で水資源を抽出することが目指されるそうです。

さらにプロジェクトを進めてレアメタルを掘り出し、月面でロケット燃料を調達できるようにしたり、酸素の供給に役立てるなどさまざまな用途も計画中。民間企業へ掘削物を提供し、月旅行や惑星探査へのビジネス利用まで期待されているんだとか。

このところ月探査計画を巡っては、よりコアなエリアへ電力を届ける構想が明らかになったり、ますます現実味を帯びるようになってきています。

今回の月面掘削プロジェクトは、2032年までに実現させる目標が掲げられ、今後も本格化していくことでしょう。レアメタルをはじめとする月面だからこそ豊富に入手できる資源の発見につながるかもしれませんし、夢が膨らんでいきますよね~。

Source: Reuters

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