米大リーグ移籍情報サイト「トレードルーマーズ」(WEB版)が2023年6月21日、大リーグに移籍する可能性のある日本選手を特集した。今オフにも移籍の可能性がある選手として、山本由伸投手(オリックス、24)、今永昇太投手(DeNA、29)、高橋光成投手(西武、26)、松井裕樹投手(楽天、27)、上沢直之投手(日本ハム、29)の5人の名を挙げた。
「野球以外でどれだけアメリカに順応できるか」
5人の投手の中から何人の大リーガーが誕生するのか。大リーグでも力は通用するのか。J-CASTニュースは、巨人、ヤクルト、楽天、西武でコーチを歴任した野球解説者の橋上秀樹氏(57)に分析してもらった。
今年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で活躍した大谷翔平投手(エンゼルス、28)、ダルビッシュ有投手(パドレス、36)は今季も健在で、菊池雄星投手(ブルージェイズ、32)は28日時点で自己最多タイの7勝をマークしている。今季から大リーグでプレーしている吉田正尚外野手(レッドソックス、29)や千賀滉大投手(メッツ、30)もそれぞれ存在感を示している。
橋上氏は、大リーグで活躍できるひとつの要因として米国の環境や食文化などの順応性を挙げた。
「私の経験上、来日した外国人選手で成功した選手の多くは、日本文化に順応する努力をしていましたし、ある程度できていました。これはアメリカに行く日本人選手にも当てはまると思います。言語や環境、食文化、移動などにいかに慣れることができるか。投手でいえば、技巧派、正統派など投球スタイルで成功するしないを判別することはできない。野球以外でどれだけアメリカに順応できるか。それがポテンシャルを発揮できるかどうかに繋がると思います」