子供が生まれてからというもの、居酒屋と呼ばれる場所に行く機会がめっきり減ってしまった。それに伴い、「アルコール飲み放題」という私(あひるねこ)がこの世でもっとも愛する「〇〇放題」とも疎遠になってしまったのだが……。
結論から言うと先日、久々に激アチぃ飲み放題と出会ってしまいました。それも居酒屋ではなく、チェーンの回転寿司でだ。聞いて驚け。90分550円(税込)だぞ! やっす!!!! セルフ式とはいえ、この安さはちょっと尋常ではない。もしかするとここはガチの楽園なのかもしれない。
・回転寿司の激アツ飲み放題
私がガチ楽園と睨んでいるのが、神奈川と東京の多摩地区に出店する回転寿司チェーン「独楽寿司」だ。こちらではセルフ式のアルコール90分飲み放題(ラストオーダー75分)が、驚きの税込550円で提供されている。もちろん一人での利用も可。
永山店を除くすべての店舗で土日祝日を問わず実施されており、私が訪れた八王子オクトーレ店では、なんと開店から閉店まで終日アルコールドリンクバーが解放されていた。ここは本当に回転寿司なのだろうか? さっそく入ってみたい!
・大人気
入店すると、飲み放題利用者の多さにまずはビビる。平日の昼前やぞ。やはりこのサービス目当てに来店するお客は多いようだ。よーし、それじゃあ私も! と言いたいところだが、その前に大事なルールを一つお伝えしておこう。よく聞いてくれ。
飲み放題の制限時間は先述したように90分。ラストオーダー75分となっている。が! こちらでは時間になった時点で食事も終了となり、すぐに会計&退席となるのだ。延長も不可。そのため、終了後もダラダラ飲むということは基本的にはできない。この点だけどうかご注意いただきたい。
さあ、それが分かったらいざ、めくるめく大人のドリンクバーへと出陣だ。ビールは『クリアアサヒ』(第3のビール)オンリーだが、まあこの値段ですからね。サーバーがあるだけありがたいってなものだろう。
というワケでジョッキに注いで……
イエェェェェエエエエ!!!!!!!
・開宴
キンキンに冷えまくったジョッキにテンションが上がる。使用済みジョッキをこまめに回収する店員さんの手つきも慣れたものだ。さて、つまみも充実しているのが「独楽寿司」のいいところ。こういった200~300円台の1品料理もあれば……
『日替り刺身4点盛り』(税込1298円)なんていうプチ贅沢な品もたくさんある。飲み放題が激安だから「スシロー」みたいな雰囲気をイメージしている人もおられるだろうが、そういうワケではないんだな。
「独楽寿司」はレーンの内側で職人さんが握るガチめの回転寿司。なのでそれなりに値が張るが、ネタは思っていた以上に新鮮でウマし。調子に乗った私は豪勢に『本鮪(まぐろ)5点盛り』(税込1265円)を注文。握りをちょいとつまみながら飲む酒の味は格別である。
もちろんビール以外にもアルコール類は大量に揃っているぞ。自分で割るハイボールやサワーに……
各種焼酎(麦、芋、そば、しそ)。
ワインはサングリアを含め3種類あり……
日本酒は冷酒と熱燗のサーバーが完備。
グラスもお酒の種類ごとに用意されている。
・至れり尽くせり
そう、まさに何でもござれ天国だが、ここでちょっと面白いというか「その発想はなかった」と思わされたのが、お湯割りの作り方である。上の画像をもう一度よく見てほしい。お湯割り用のグラスはあるのに、肝心のお湯がどこにもないのだ。なぜ? いやいや、あるじゃないか自分の席に。
マイ蛇口が。
なるほど、そういう使い方はしたことがないから気付かなかったぞ。たしかに回転寿司って自席でお湯割りし放題だな。よく考えたら特殊な装置だよな、このお湯だけ出る蛇口って。
お湯探しで少し手間取ってしまったため、ここからペースを上げていく必要があるだろう。ウーロンハイ、山ぶどうサワーに……
そろそろ冷酒もキメておくか。ワンカップでおなじみ『大関』も、徳利に注ぐと少しいい感じの酒に思えてくるから不思議だ。
最後に『さばガリ巻き』(税込275円)というちょっと珍しい巻物を頼んでフィニッシュ。初めて食べたがシメさばとガリ、さらに大葉が巻かれていて、つまみとしてもイケるぞ。オススメだ!
・ガチ楽園
以上、撮影の関係でドちゃんぽんを繰り返してしまったせいかフラフラであるが、「独楽寿司」が我ら酒飲みにとって、楽園以外の何モノでもないことがお分かりいただけたはず。こんな良心的なお店はなかなかないと思うので、今後とも激しく推していく所存である。ごちそうさまでした。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 独楽寿司 八王子オクトーレ店
住所 東京都八王子市旭町9-1 9F
時間 11:30〜22:00(飲み放題:11:30〜21:30)