先日、一蘭の関係者から「今までにない商品が出ます!」と連絡が来た。一蘭といえば、メニューを多様化せず「天然とんこつラーメン」1本に絞っていることで有名。とんこつラーメンを世界一研究し、美味しさを永遠に追求し続けていくと宣言していたハズだが……
電話では詳しく教えてもらえなかったので「発売前に送ってください」とお願いしたところ、ダンボールが会社に届いた。中に入っていたのは……なんと焼ラーメン!
今までにない一蘭の商品とは、博多の屋台が発祥とされる「焼ラーメン」のことらしい。なるほどこれは売れる予感がする。ってことで、さっそく食べてみることにした。
・一蘭の焼ラーメン
焼ラーメンとはその名のとおり、鉄板でラーメンを焼いた料理のこと。屋台メニューの1つで、サイドメニューに焼ラーメンを提供している店も多い。一蘭の焼ラーメンもフライパン1つでパパッと調理できるのが特徴なのだとか。
もともと一蘭のインスタント麺は、福岡土産・日本土産として観光客に人気。カップラーメンもバカ売れしたから勢いに乗っているのだろう。
焼ラーメンについては、日々とんこつラーメンの美味しさを追い続けている職人が「フライパン1つで調理できること」「肉や野菜など好きな具材を入れて炒めても、一蘭の美味しさを感じられること」をテーマにして開発した商品らしい。価格は1袋(2人前)で580円だ。
・作ってみた
それではさっそく作ってみることに。豚肉やキャベツなどの具材を用意するのがオススメとのことだが、今回はシンプルにいくぞ。
まず、フライパンに300mlの水を入れて沸騰させたら「調味油(A)」を入れて、そこに半分に折った麺を投入する。
んで、そのまま約2分ゆでたら「粉末スープ(B)」を入れ、好みのとろみになるまで水分を飛ばす。もう一蘭の香りがしてきたぞ。
皿に移して「秘伝のタレ(C)」をかけたらもう完成だ。もちろん量はお好みで。
ちなみに一蘭特製の「赤い秘伝のタレ」といえば、社内で4人しか作り方を知らないことで知られている。勝手な想像だが、おそらく今回もレジェンドたちが「焼きラーメンに合う唐辛子の調合」をしたのだろう。
とにかく “一蘭の焼ラーメン” が完成した。カップラーメン以上に一蘭の香りがする。
いざ食べてみると、一蘭がギュッと詰まった味。旨味とコクが凝縮されたとんこつスープを麺が吸っているため、味はけっこう濃いめだ。
少しだけしんなりしつつも、ちゃんと歯応えがあってツルツルしている。具材を入れなくてもめちゃめちゃ美味しい。めちゃめちゃ一蘭である。カップラーメンより好きかも。
フライパン1つで手軽に一蘭が味わえるのはアツい。そんな一蘭の焼ラーメンは、2023年6月26日より全国の一蘭店舗ならびにオンラインで販売しているので、気になった方はぜひ試してみてほしい。お土産にもオススメだぞ!
参考リンク:一蘭「焼きラーメン」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.