以前、当サイトは肉の無人販売店「おウチdeお肉」について紹介した。記事を執筆した和才記者は「マジで最高」と書いており、確かにハンバーグやユッケ、さらには牛タンとどれもウマそうだった。うちの近所にもあったらな〜。
そう思っていたら足を伸ばしてでも行かなかればいけない情報を耳にした。ななな、なんと……「おウチdeお肉」には餃子も売られていて人気らしいのだ！ これは餃子好きとして見逃せない!!
・想像以上にスゴい！
ということで、当編集部からわりと近いところにある「おウチdeお肉」高円寺店へやってきた。高円寺駅の北口を出て中野方面へ歩き、環七通りを野方方面に少し行ったところにお店はあった。
昼間に来ただけにピンク色でギラギラした外観ではなかったが、実際に自分の目で見た「おウチdeお肉」は想像していたよりもスゴかった。いろんな肉が売られているのは当然として、なんと……
アイスが置いてあれば……
まさかの松屋も……！
なぜ松屋の牛めしの具が売られているか分からないが、売られているものの守備範囲は広そうな印象だ。ちなみに私とたまたま店内で一緒になったギャル2人組は「めっちゃイイやん！ 教えてくれてありがとうな！ うち、多分めっちゃ利用するわぁ!!」と興奮していたからさまざまな年齢に刺さりそうな気がした。
・まさかの餃子にソックリ！
さて、偶然にも若者のリアルな声が聞けたのはおいといて今回の目的は餃子である。いくつか種類があるなか、人気なのはおウチdeお肉餃子と黒豚餃子のようだ。
どう見ても黒豚餃子が売れまくっていたが、ひとまず店名の冠がある「おウチdeお肉餃子」の方を買ってみた。なお、値段は50個入りで1200円（購入時は100円の割引）と1個20円くらいだからかなり安い部類に入る。
それだけに当編集部はそこまで期待せず、見た目的にもまぁ普通だから驚くほどスゴいってこともないだろうと思っていた。無人販売所だし、よくて平均的なところだろうな〜なんて。しかし……だがしかし……!!
ここからが「おウチdeお肉」の真骨頂。スピーディーに焼けて（たぶん餃子自体が焼けやすいから様子見ながら蒸し焼きにした方がいいかも）ひっくり返すと……
どこか見覚えのある焼き目ではないか！ この少し黒をまとったビジュアルは……あれだあれ、これは宇都宮餃子の名店……
一瞬で記憶が呼び起こされる色合い。いろんな餃子を焼いてきたが、ここまで似ているのは初めてである。もしかしたら味の方も似ているのか!?
・実食
てなワケで、さっそく味を確かめてみよう。まずは編集長のGO羽鳥から食べたところ、思っていた以上のリアクションを示したから驚いた。
羽鳥「ムムッ……！ ウマいね。まず何がいいって皮が分厚くて皮にスゴい存在感があるところ。そんで見た目通りなんだけど、焦げ目がつきやすくて焼きやすいところもいいね。そしてニンニクがかなりスゴい！ 肉汁も程よい！
えっ、これが20円くらい!? めっちゃアリだよ。20円はヤバいでしょ。値段聞いたらビビるよ。買いでしょ。安いのに上位互換というか、上だよ上。見た目といいジェネリック香蘭とも言える餃子だね。香蘭の味は忘れちゃってるけど（笑）」
──といったようにかなり好感触。しかも、この価格帯では最強……コスパ最強だと語るではないか。次に私が食べてみたら……
これは正直やりおる。パリパリな皮はちょっとした甘みもありつつ、しっかりと主張してくる。餡こそ控えめでパワー弱めではあるものの、とにもかくにも皮が素晴らしいから第一印象のよさで突っ走れる。
最初から餃子にしっかりと味がついていて、よくできているし何かつければなおよし……酢、ポン酢あたりでサッパリさせながら食べると合うだろうし、餡のパワー不足も解消されるに違いない。ていうか、ポン酢は実際に試して合ったのでオススメだ。
また、食べていると私の脳内で再生されたのが「ぎょうざの満洲」。どちらかといえば満洲の方がボリューミーでニンニクが効いているが、ルーツは似ているなと感じた次第だ。
見た目は香蘭、味は満洲でいわゆるご飯と一緒にモリモリいきたい系。ファミリーで食べるときとかに重宝しそうだし、羽鳥が言うようにこの価格帯だと最強なのは間違いない。これはアリだし、今度は売れまくってた黒豚餃子を食べてみたいなァ。
とにかくパフォーマンスが素晴らしかった「おウチdeお肉」の餃子。30個くらいで1000円で餃子を売るところが多いなか、この安さでこの味はかなり強い。近くにお店があって餃子が好きな人ならリピート待ったなしではなかろうか。
そうそう、無人販売だけに現金だとお釣りが出ないシステムだったからそのあたりは人によってあらかじめ準備する必要があるだろう。ちなみに保冷バッグは別売（100円）で保冷剤も有料（1個20円、3個50円）だったぞ。
