コンビニのカレーといえば名店とコラボしたセブンのカレーフェス。そう思って、他のコンビニの弁当コーナーには目もくれていなかったのだが、ファミマでひっそりと激アツなコラボカレーが展開されていた!
東京・大塚の名店「カッチャルバッチャル」監修の「バターチキンカレー」である。果たしてセブン並の再現度なのかどうか……さっそく買って確かめてみた!
・カッチャルバッチャルとは
カッチャルバッチャルは大塚にあるインド料理の名店。口コミサイトの食べログで上位になるなど、現在のカレーブーム以前から人気のあるお店であった。
カッチャルバッチャルのカレーが革新的だったのは、美味しいだけでなく色鮮やかで美しいこと。器も凝ったものを使っていて、おしゃれなカレー店のさきがけと言っても過言ではないと思う。
・さて、再現度は……
そんなカッチャルバッチャルのコラボカレーがファミマで発売されるだなんて、カレーファンからしたら嬉しいことこの上ない。しかも、カッチャルバッチャルの看板メニュー「バターチキンカレー」である。
とはいえ、セブンのコラボカレーがあれほどまでに話題になるのは、コラボしたお店の知名度だけでなく異常なまでの「再現力」があってこそ……。
そこのところ、ファミマの方はどうなんだい? というのが気になるポイントである。さっそく購入したコラボカレーをいただくことにしよう。
黄色いサフランライスにクリーミーなバターチキンカレー。見た目はまさにカッチャルバッチャルのバターチキンカレーという感じ。
レンジでカレーを温めているときに、漂ってきた香りで昔のことを思い出した。
この濃厚なバターの香りは、まさしくカッチャルバッチャルのカレーだ!
五感の中でも「香り」が記憶を最も呼び覚ますというけれど、まさしくそのとおり。いま私は新宿の散らかった編集部にいるはずなのに、まるで大塚のビルの2階にあるカッチャルバッチャルの店内にいるような気がしたのだ。
ひとくち食べてみると、記憶の中のバターチキンカレーとそっくりだった。マイルドな甘さ、濃厚なバターの風味、炭火で焼いたようなチキン。これはまさしくカッチャルバッチャルだ。
セブンがコラボする名店カレーはちょっと “ツウ向け” というか、良くも悪くもクセがあるものもある。いっぽう、ファミマのカッチャルバッチャルのバターチキンカレーは本格的でありながらも万人受けする味に仕上げてある。13種類もスパイスを使っているというのに辛さも強くない。
再現度が高いうえに、お店を知らない人が食べても「美味しい」と思える感じ。これはポイントが高い。
・今後はファミマのカレーも要チェック
ずいぶんひっそりと展開されているように思うけど、期待以上だった。コンビニで発売されているバターチキンカレーの中ではトップクラスの美味しさだと思う。今後はファミマのお弁当コーナーもしっかりチェックせねば。
価格は税込み598円。沖縄県以外の全国のファミマで発売中なので、マイルドかつ濃厚なバターチキンカレーをお求めの方はファミマへ急げ!