「スター候補」中谷潤人ラスベガスデビューへ 識者「スターダムにのし上がる大きなチャンス」

J-CASTニュース

   プロボクシングの元WBOフライ級王者・中谷潤人(M.T、25)が2023年5月21日(日本時間)に米ラスベガスでWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に出場し、同級2位のアンドルー・モロニー(オーストラリア、32)と王座を争う。

  • 中谷選手(写真:山口裕朗/アフロ)

    中谷選手(写真:山口裕朗/アフロ)

  • 中谷選手(写真:山口裕朗/アフロ)

「中谷はスーパーフライ級に階級を上げても体が大きい」

   中谷はプロデビュー以来24戦全勝(18KO)の次世代のスター候補で今回がラスベガスデビューとなる。対戦相手のモロニーは元WBA世界スーパーフライ級王者で、双子の兄ジェイソン・モロニーは現WBO世界バンタム級王者だ。元世界王者同士による王座決定戦はハイレベルな展開が予想される。

   中谷がフライ級に続いて世界2階級制覇なるか。それともモロニーが世界王座に返り咲くのか。J-CASTニュースはTMKジムの金平桂一郎会長(57)に両者の戦力を分析した上で展望を占ってもらった。

   両者の体格を比較すると、中谷が身長172センチ、モロニーが165センチとなっている。ボクシングスタイルはサウスポーの中谷に対してモロニーは右構えのボクサーだ。モロニーの戦績は25勝(16KO)2敗1無効試合。

   金平会長は中谷について「フライ級からスーパーフライ級に階級を上げても体が大きい。リーチのあるサウスポーなので相手にとって非常にやりにくいと思います。攻撃力もあり、体格を生かして距離を取っても上手ですし、接近戦もうまくこなす。非常にスキのない選手だと思います」と高く評価した。

   スーパーフライ級としては長身の中谷にとって左右アッパーが大きな武器になると指摘。モロニー戦でも効果的であると分析した。

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