視界を包み込むような巨大甘露寺蜜璃やすずめの戸締まりを見上げるクルージング「橋の下美術館」をマチ★アソビ vol.26で体感してきた

GIGAZINE
2023年05月07日 21時04分
取材



春の「マチ★アソビ」の恒例イベントの1つが、橋の「下」にかけられたイラストを船で巡って見ていくという「橋の下美術館」です。マチ★アソビ vol.26の初日は非常に天気がよくクルーズ日和だったこともあって、数台の船をローテーションで動員しつつもなお順番待ちがぎっしりという状態でしたが、2日目は雨が降って多少混雑が解消されていたので、久々に乗船してきました。

マチ★アソビ
https://www.machiasobi.com/

橋の下美術館はひょうたん島周遊船のコースに沿ってイラストが設置されていて、乗船料は大人400円、子ども200円。1日目(5月6日)は好天に恵まれたこともあって、朝から大盛況。


ボートは毎回お客さんを満載して旅立ち、順番待ちの列が途切れませんでした。


2日目(5月7日)は朝から雨だったので、屋根がない中で風を受け続けるボートへの乗船は見合わせる人が多かったのかもしれません。


その中でも、雨ができるだけ弱まった状態のときに乗船してきました。乗り場は両国橋の北詰にあります。

前方展望+橋の下でイラストを見上げているノーカットムービーはこんな感じです。

マチ★アソビ vol.26「橋の下美術館」前方展望全行程【ノーカット映像】 – YouTube
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船が出航すると、まずは各社がパラソルブースを出しているしんまちボードウォーク(左側の岸)とコスプレエリアになっている阿波製紙水際公園(右側の岸)を結ぶ「ふれあい橋」に近づきます。さっそく1枚目のイラストがこの橋の下にあります。


薄暗い橋の下にイラストが登場。


船はイラストが見えるように速度を落とし、行きすぎた場合はイラストが見える位置まで戻り、低速になります。ここに展示されていたのは2023年4月から放送中の「Dr.STONE NEW WORLD」のものでした。イラストは巨大で、スマートフォンやカメラの標準レンズだと全体を撮影するのは困難。肉眼でもちょっと左右に目を向けないと全体は見えないぐらいの大きさです。このDr.STONE NEW WORLDのイラストは左側がロゴ、中央がティザービジュアル、右側がメインビジュアルで構成されていたのですが、ティザービジュアルに気を取られすぎてメインビジュアルに気付いたときには所定の時間が過ぎていて、船は次のイラスト目指して移動していました。


人がわんさかいるのは新町橋。左手側に新町橋東公園ステージがあるので、橋の上から観覧しているわけです。


次のイラストは藍場浜公園の横にかかる春日橋の下。


KADOKAWA×TROICAによるオリジナルアニメ、あおきえい監督の「オーバーテイク!」のイラストでした。橋は川を横切るようにかけるものなので、イラストの大きさは川の流れる方向(=船の進行方向)は短く、川を横断する方向が長くなり、それを縦長に使うか横長に使うかは作品ごとに異なります。「オーバーテイク!」の場合は縦長イラストなので、進んでいく船から素直に見上げた場合、こんな感じで横倒しに見えるというわけです。


次へ進みます。国道318号の佐古大橋です。


下にあるのは「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編のイラスト。


巨大甘露寺蜜璃が目の前に。隣には襧豆子。


さらには時透無一郎の姿も。これはメインビジュアルを用いたもので、もっと上(画像左側)には炭治郎や上弦の鬼たちも描かれています。


船はどんどんと進んでいき、JR高徳線の橋をくぐり、右側へ。左から流れ込んできているのは田宮川。


三叉路ならぬ三叉の橋になっている三ツ合橋(みつあいばし)。左は新町川の上流側で吉野川へつながっています。船は右側の助任川へ入っていきます。


乗っているとまったく気付かないのですが、スタート時は北西に向いていた船は、これでぐるりと島の北西端を回り込んで南東に進路を取ったことになります。次の橋が前川橋。


橋の下のイラストは2022年3月30日にDVD&Blu-rayが発売された「劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ licht 名前の無い少女」のキービジュアル。美遊、イリヤ、クロの3人がメインで描かれています。


このあたりから、右手に城山と徳島中央公園を見ながら進みます。


公園が途切れたところが時任橋。


ド迫力の「Fate/Grand Order-Cosmos in the Lostbelt」イラスト。


続く新助任橋にもイラストが設置されています。


2023年5月27日(土)にいよいよ「最後の戸締まり上映」を迎える、新海誠監督の映画「すずめの戸締まり」のイラストでした。


続いて、徳住橋へ。


橋の下に、うっすらイラストが3分割のように見えたので右側に集中したところ、2024年春放送予定のアニメ「アイドルマスター シャイニーカラーズ」のキービジュアルが登場。


隣は2023年8月18日(金)から劇場先行上映が決まっている「アイドルマスター ミリオンライブ!」のビジュアル。


そして左は2023年4月から放送中の「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」でした。


福島橋でも速度を落としますが、これは福島橋台の横を抜けるためで、イラストはありません。なお、この橋台には人柱伝説があります。


このあたりで船は完全に南を向いており、突き当たりで新町川に合流。西へ進路を取ります。濃い茶色の建物が徳島県庁、その右側にある山頂が隠れてしまっているのが眉山です。眉山の山頂には秋のマチ★アソビでステージが設置されていたことがあります。県庁周辺はケンチョピアと呼ばれるヨットハーバーになっていて、船は速度を落として徐行します。


ケンチョピアを抜けたところが国道11号のかちどき橋。


大きな橋の下に設置されていたのは2023年12月公開の「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」のイラストでした。


続く富田橋にもイラストが設置されています。


2023年1月~3月に放送されたアニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」のものでした。これは2023年5月17日(水)発売のDVD&Blu-ray第1巻ジャケットイラストで、キャラクター原案・はねことさん描き下ろし。


そして、両国橋が見えてきました。この左手側に両国橋西公園ステージが設けられています。


1周でおよそ26分の旅でした。


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