「風雲!たけし城」の参加に全然乗り気じゃなかった私が「シーズン2あるなら絶対参加してえ!」と考える理由

ロケットニュース24

2023年4月21日、伝説の視聴者参加型バラエティ番組「風雲! たけし城」が、34年ぶりにAmazonプライムビデオで大復活! シーズン1が配信開始となった。

すでに他のメンバーが執筆した記事や、配信を見てお気づきの人も多いと思うが、当編集部からも6人が参戦している。活躍ぶりについては映像本編をご覧頂きたい。

私(佐藤)もたけし城陥落を目指して攻撃軍の一員として奮闘した。感想を一言でいえば「楽しかった」としか言いようがない。シーズン2にも参加してえよーーッ!

・現地に着くまで全然乗り気じゃなかった

正直にいうと私は参加が決まった当初、そこまで乗り気ではなかった。なぜなら、収録の時間拘束がとてつもなく長かったからだ。早朝に緑山スタジオの最寄駅に集合し、スタジオを後にするのは終電間際の時間だった。長時間どこにも行けないと思うと、気が重くて仕方がなかったのだ。

当日を迎えるまでにもいろいろあって、現地に行くまで「面倒くせえ」とさえ思っていたくらいだ。その日の天気は雨、土砂降りが予想されているにも関わらず、我々はフンドシで1日中屋外にいることになる

「何の罰ゲームだよ……」、行きの電車内で意気消沈、早く1日が終わることを祈っていた……


ところが! 現地に行ってビックリ!! 緑山スタジオの広大な敷地がテーマパークになってるじゃないか!


これ造ったの!? 番組のためにこれ全部造ったの! マジかよ、本気じゃねえか!

1つ1つのアトラクションもさることながら、参加者の数もスタッフの数はハンパねえ! ひょっとすると5~600人規模がこの敷地にいるんじゃないのか? これはもう「たけし城」という名の祭りだろ!

その場の興奮に一発でやられて、先ほどまでの暗い気持ちが吹き飛んだ! やるしかねえ~!!


・戦友(とも)

一般応募から集まった参加者は、総勢300人以上。日本だけでなく海外からも参加している人の姿もあった。たけし城がテレビで放送をされていた時代を知らない若い人たちもいるし、かたや34年の時を経て再び参加しているという猛者もいた。

その場の誰もがお互いを知らない。唯一のつながりは攻撃軍の一員であることだけだ。知らない同士でありながら、互いに応援し合い励まし合い、そして称え合うことでいつの間にか絆みたいなものが生まれてくる。


見知らぬ人と出会ってこんな形で絆を育むなんて……。こんな経験、大人になってからしたことがない


まるで学生時代にでも戻ったみたいだ。大会に出場することを目指して、部活に励んだあの頃。チャレンジが失敗に終わって、悔しい思いをするのは自分だけじゃない。誰かの成功を見て、自分のことのように嬉しく思う。すげえ気持ちがイイな!

あの日以降、縁あって参加者同士で再会すると、まるで古くからの知り合いみたいな喜びがこみ上げてくる。シーズン1で一緒に戦ったみんなは、あの夏の思い出を共有した同級生だよ


これは「青春」なのだろうか? まさかこんな気持ちになるなんて、チキショー。「戦友」と書いて「とも」と呼ぶみたいだな。


・見るよりやる!

何よりよかったのは、普段はあまり互いのプライベートについて話すこともなく、どちらかといえば仕事の話ばっかりしている編集部メンバーと一緒に参加できたことだ。

現地でも話す内容はそんなに変わらなかったけど、一緒にチャレンジしたことで関係性が深まったかな? と私は思っている。自分だけじゃなく、誰かだけじゃなく、みんなで一緒に挑戦した。それだけでいい経験だった。


シーズン2があるなら、もう1度参加したい。今度は6人だけでなく、今回来られなかった編集部のメンバーも一緒に。

たけし城を見て興味がわいた人は絶対参加した方がいい。私はそう断言する。見てるよりもやる方がずっと楽しいぞ! 池に落ちてびしょ濡れになったり、ぬかるみに飛び込んでどろんこになったり。悪魔につかまって顔に塗料を塗られたり。チャレンジが失敗しても全然楽しい!

チャレンジが成功することよりも、チャレンジそのものがずっと大切だ。きっと参加した人たちはみんなそう感じているはずである。機会があれば、「たけし城」という名の祭りに参加しよう!


参考リンク:風雲! たけし城
執筆:佐藤英典
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