昨日デイリーポータルＺで「ベローチェの朝」という記事が公開されました。
はて、ベローチェの朝……なんか既視感がある。映画か本かなにかでそんなタイトルがあったような。
そこでぼくは素直に「なんとかの朝」で検索しました。すると「レナードの朝」が一番にヒット！ これだ！ もやもやがすっと晴れました。
ばかみたいですが言葉を忘れたら「なんとか実業（→山崎実業）」「タキシードなんとか（→タキシードサム）」など「なんとか ＋ 〇〇」で検索すると案外解決することがあります。
さて、今週紹介する検索キーワードは「岩茸」「小川軒 レーズンウィッチ」「行川アイランド フラミンゴ 野生化」です。
デイリーポータルZに検索で来てくれてる方が多くいます。そこで、どんな検索ワードで来てくれたのか調べてみたのがこのコーナーです。（この記事をまとめてるのは編集部藤原）
今週のトレンド検索ワード
今週人気だった検索ワードは、
でした。グラフを見ると、4月14日だけぴょんと山ができていますね。
おそらく原因は……
テレビで岩茸を採る企画があったから
です。
「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！」という番組でもう中学生さんが採りにいったそうです。見逃したのでわかりませんが、ツイッターの様子を見ると過酷なロケだったようです。
なぜ過酷かというと、岩茸は幻とも言われる食材だからです。崖のような場所に生えているそうです。そんな岩茸を思わぬルートで手に入れた記事がこちら。
まさに今回バラエティ番組で崖に採りにいっていたこの岩茸。幻のはずなんですが産直市場グリーンファーム（道の駅のようなところ）で売られていました。
実際手に入れた岩茸は食べられるようにするまで丸1日水につけて30分揉み洗いして……と手がかかります。で、食べられるようにした姿がこちらです。
薄っぺらいけれどクニュクニュした食感が独特で、味はあるようなないようなだそう。
はじめはこんなに希少な岩茸が１パック６００円？と思ったライター玉置さんですが、下ごしらえの面倒臭さ、味のわかりにくさを鑑みるとそれも納得とのことでした。
いつも人気な検索ワード
デイリーポータルZの人気検索ワードランキングの中から、いつも上位に食い込んでくる検索ワードをご紹介します。今週紹介するのは……
小川軒 レーズンウィッチ
です。「小川軒のレーズンウィッチ」というお菓子があるのですが、ひとくちにいっても店舗の系列が４種類あるそうです。
「掲載順位」という検索結果ページの何番目に表示されるかという指標があります。「小川軒 レーズンウィッチ」での掲載順位はここ３ヶ月平均で5.4位くらいの好成績でした。
そんな「小川軒のレーズンウィッチ」の4種類を食べ比べてみたのがこちらの記事。
4種類食べ比べをするにあたってわかったのは、まず買い集めるのが難しいということ。「代官山 小川軒」「巴里小川軒（目黒・新橋）」の2店舗は、午前中に売り切れることもあるという人気さでした。
記事では、たくさん人が集まって食べくらべたので、様々なコメントが寄せられました。
こんなレビューのしかた見たことないのでおもしろいです。
最後は人気投票をしたんですけど、このときは甘さが控えめでラム酒の味が強く感じられる「御茶ノ水 小川軒」に多く票が集まりました。
ランキング外だけど気になる検索ワード
ランキング上位には届かなかったものの、少数の人が検索したワードから気になるものをピックアップしました。今回気になったデイリーポータルZの検索ワードは
行川アイランド フラミンゴ 野生化
です。
遊園地のフラミンゴが野生化！？ と気になってしまいました。
過去３ヶ月の掲載順位は堂々の1.1位でした。
行川アイランドの”フラミンゴ”の行方を追った記事がこちらです。
勝浦の南端にかつてあった「行川（なめがわ）アイランド」というテーマパーク。上の画像はそこにいたフラミンゴですが、これが野生化した！？ と思いきや、そういう内容の記事ではありません。
行川アイランドのフラミンゴというと、近くの道にあったこちらもそう。
いくつも並んでいたこのフラミンゴのオブジェ。地元の人達が持っていって各地にちらばっていったそうです。その行方を追った、という記事です。
検索した人が求めていた光景と違いますが、改めて記事を読んである意味野生化ではあるなと思いました。
「なんとかの朝」は「レナードの朝」でした。では「なんとかの夜」は！？と思って検索したら、ばしっとしたのは出ず、YOASOBIの「夜に駆ける」の曲の動画がでてきました。
「夜のなんとか」でも「夜に駆ける」が出てきたので、夜はYOASOBIの天下かもしれません。
また来週！
