超というだけはある。
Adobeの動画編集ソフト｢Premiere Pro｣には、音声のテキスト化と字幕テロップの追加を自動で行ってくれる神機能があります。
2023年4月15日から開催されるNABショー（世界最大級の放送・映像の展示会）に先駆けて、Premiere Proの新機能が公開されました。
動画はテキストコピペで編集する時代に
新機能の目玉となるのは、テキストベースの編集（Text-based editing）。これは文字起こしされたテキストを選択すると動画内の該当箇所が自動的に分割され、コピペ感覚で編集ができるというもの。動画を見るとわかりやすいです。
自動文字起こしされたテキストが左にあり、クリックで選択すると自動的に映像が切り貼りされているのがわかりますね。これ、映像編集の常識が変わるレベルなのでは…？
対談やVlog、ライブ配信のまとめなどなど、あらゆる動画の編集効率が上がる予感！
映像を自動でカラーマッチング
異なる複数のカメラで撮影したり、撮影するカメラが変わると色味が変わってしまうので、編集時にカラーマッチングが必要となります。
これ、かなり大変なんです。そんな編集時のストレスを大幅に軽減してくれる、もう1つの新機能が、自動トーンマッピングとLogの検出（Automatic Tone Mapping and Log Color Detection）。
先ほどのPVの23秒頃から、この機能のデモが見られます。異なるカメラで撮影されたLogデータを読み取って、色味やコントラストをマッチングさせていますね。
他にもGPUアクセラレーションの最適化やパフォーマンス強化が図られ、今まででもっとも安定したPremiere Proになっているとのこと。Text-based editingなどのPremiere Proへの新機能は、2023年5月からベータ版が公開予定。動画編集の高速化が止まらないねぇ…！
After Effectsにもマイナーアプデが
今年で30周年を迎えるAfter Effectsにも新機能が来ています。
新しいプロパティパネルの追加、新しいACESとOpenColorIOのカラーマネジメントの追加、パフォーマンスの最適化、新しいキーボードショートカットの追加などなど。プラグインのオンオフ選択やキャッシュ管理ツールなどもやってきますよ。
Source: Adobe
