厚木市の高校でデジタル地図の教材開発、Mapboxが支援。必履修化された「地理総合」の授業で利用開始 

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自然災害と防災をテーマとした日本周辺の地震発生データ ©Akihiko Kusanagi

 マップボックス・ジャパン合同会社は4月5日、神奈川県立厚木高等学校と神奈川県立厚木清南高等学校の2校によるデジタル地図の教材開発を支援したことを発表した。

 同社が提供する地図開発プラットフォーム「Mapbox」は、デジタルマップに様々なデータをヒートマップやグラフなどの形で分かりやすく表示できるのが特徴。「自然災害と防災」といった授業テーマに合ったデジタル地図が多くのユーザーにより開発・公開されている。公開されている地図は教員や生徒が簡単に扱うことが可能なため、この点に着目した2校の教員からの要請により、今回のマップボックス・ジャパンの支援開発が実現した。

 開発した教材は、2022年度より必履修化された「地理総合」の授業において、2023年4月から利用される予定。地理総合は教員間において教え方の模索が続いており、特に新学習指導要領に明記されている「地理情報システム(GIS)」については「手軽に授業に取り入れやすいウェブGISには何があるのか」「各単元や授業内においてどのような利活用方法があるのか」といった情報共有を充実させることが課題となっているという。今回開発した教材および授業計画は、1年間の利用を経てブラッシュアップしたうえで全国への共有を目指している。

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