働く女性の84.4%がワーケーションに興味あり、「週末のリフレッシュ」よりも「滞在型」指向~キャリア・マム調べ 

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 株式会社キャリア・マムは、「ワーケーション」に関する意識調査の結果を発表した。調査は1月7日~23日、「キャリア・マム」会員の20代~60代の女性213人を対象にウェブアンケートで行ったもの。

 「テレワーク(在宅勤務、在宅ワーク)でお仕事をしていますか?」との質問では、「はい、テレワークをしている」と答えたのは50.2%、「働いているが、テレワークをしていない」が31.0%、「働いていない」が18.8%だった。

「テレワーク(在宅勤務、在宅ワーク)でお仕事をしていますか?」

 また、働いている人(173人)を対象に「ワーケーションをしてみたいですか?」と質問したところ、「はい、とても気になる」が23.1%、「はい、都合がつけばやってみたい」が23.7%、「はい、興味がある」が37.6%で、「はい」と答えた人は合計すると84.4%だった。

 その一方で「いいえ、あまり気にならない」が9.8%、「いいえ、全く興味がない」が3.5%、「いいえ、仕事上(会社の都合上)できない」が2.3%で、「いいえ」と答えた人の合計は15.6%。

「ワーケーションをしてみたいですか?」

 ワーケーションに「興味がない」または「できない」と答えた28人を対象に「ワーケーションをしたいと思わない理由を教えてください」という質問には、「仕事と余暇は別にしたい」が53.6%で半数を超えており、「仕事の性質上、難しい」が14.3%、「同行する相手(家族・友人)の了承が得られない」が14.3%と続いている。

「ワーケーションをしたいと思わない理由を教えてください」

 「ワーケーションをしてみたいですか?」の質問で「はい、とても気になります」または「はい、仕事と都合がつけばやってみたい」と答えた81人に対象を絞った調査も行われた。

 「ワーケーションをする際に選ぶポイント」として挙げられたのは、「通信接続環境(フリーWi-Fiなど)」「宿泊先(ホテルにテレワークの環境が整っている)」「食事が美味しそう」などと続いている。また、女性を対象に行なわれた今回の調査では「買い物がしやすい」「託児サービス(キッズスペースやベビーシッターなど)」という回答もあった。

「ワーケーションをする際に選ぶポイント」

 「1回のワーケーションで行きたい期間は?」の質問では、「日帰り」が2.5%、「1泊2日」が6.2%、「2泊3日」が19.8%、「3泊4日」が16.0%、「4泊以上1週間程度」が22.2%、「2週間程度」が16.0%、「3週間~1カ月未満」が2.5%、「1カ月以上」が14.8%だった。日帰り~1泊2日を希望する人は少なく、2泊3日~2週間程度と答えた人が合計74.0%。特に2週間以上を希望する人が33.3%と比較的多いことから、「週末のリフレッシュ」よりも「滞在型」の傾向が見られたとしている。

「1回のワーケーションで行きたい期間は?」

 「日本国内でワーケーションするなら?」との質問では、沖縄県を挙げた人が50.0%で半数に達した。続いて北海道が34.9%、長野県が18.5%、京都府が15.8%、神奈川県が15.1%などとなっている。この5道県を選んだ理由としては、「きれいな海があるから」「雪があるから」という自然に関することと、「食べ物がおいしいから」という点が挙げられている。

「日本国内でワーケーションするなら?」

 また、自由欄には「パソコンとスマホと資格があれば、ワーケーションはいつでも可能だと思います」や「どこででも働くことができる在宅ワークという仕事だからこそ、好きな場所で暮らせるというメリットがあると思います」など、どこでも働けるという意見が見られる。

 その一方で、「今回ワーケーションについて具体的に考えてみたけれど、いざ出掛けてみたものの、仕事とプライベートが区別つかなくなるのでは?と感じた」「子供がいると難しいのが現実。老後の楽しみとして、各地を点々としながら働くことができたらうれしいです」など、ワーケーションに取り組めないといった意見も書かれていた。

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