坂本勇人は不調でも起用…5連敗巨人「高齢化」にどう向き合う 「若手起用で刷新すべき」の声

J-CASTニュース

   5連敗で借金が3にふくらんだ巨人。経験を積ませるために若手を起用する方針なら未来に期待を抱けるが、坂本勇人(33)、丸佳浩(32)、中田翔(32)、大城卓三(30)と主力は30代を超えている選手がズラリ。松田宣浩(39)がベンチでナインを鼓舞する姿を見ると、若手が元気なく映ってしまう。

  • 巨人の坂本勇人(写真:AP/アフロ)

    巨人の坂本勇人(写真:AP/アフロ)

  • 巨人の坂本勇人(写真:AP/アフロ)

「中途半端な起用法では若手の才能を伸ばせません」

   だが、スポーツ紙記者の見方は違う。

「巨人に目ぼしい若手がいないわけではありません。去年頭角を現した増田陸(22)は打撃センス抜群で、中山礼都(20)と新人の門脇誠(22)は遊撃で起用し続ける魅力がある選手です。秋広優人(19)もボールを遠くへ飛ばす能力はチーム屈指。1軍のレギュラーに定着するには確実性や守備能力を高めなければいけませんが、楽しみな選手が多いです。まだ春先ですが、今後もチームが低迷する状況が続くようだったら、若手を積極的に起用してチームを刷新するべきだと思います。過去の実績で勝てるほど甘い世界ではないですから」

   特に気がかりなのが、遊撃だ。攻守の要として長年活躍していた坂本だが、衰えが見られる。開幕から22打席連続無安打と絶不調にあえぎ、門脇と中山にもチャンスが巡ってきた。だが、門脇、中山は共に2試合連続スタメンがない。中山は今季初のスタメン出場となった2023年4月7日の広島戦(マツダ)でマルチ安打を放ったが、翌8日の同戦でスタメンから外れ、坂本が遊撃に入った。

   前出のスポーツ紙記者は「ヤクルトの長岡秀樹も高津監督がミスに目をつむってスタメンから外さなかったから、遊撃で一本立ちした。中途半端な起用法では若手の才能を伸ばせません」と指摘する。

   強いチームは、20代の若手が中心となって躍動している。巨人は主力選手の高齢化というテーマにどう向き合うか。(中町顕吾)

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