開幕19打席無安打…深刻不振の坂本勇人 2軍落ちもあり得る?巨人元コーチの見解は

J-CASTニュース

   プロ野球巨人が2023年4月6日、横浜スタジアムでDeNAと対戦し0-4で敗れた。先発・横川凱投手(22)が5回に先制点を許し、7回には2番手・船迫大雅投手(26)が楠本泰史外野手(27)に3ランを浴びた。打線はDeNA投手陣の前に計5安打と精彩を欠き完封負け。第2戦に続いて完封され、同カード1勝2敗と負け越した。

   心配されるのが、この日3打数無安打で、開幕から19打席無安打となった坂本勇人選手(34)の状態だ。


  • 坂本勇人選手(写真:AP/アフロ)

「ブリンソン選手は目視できる前のランナーを見なかった」

   巨人は2回に先制のチャンスを迎えた。先頭の4番・岡本和真内野手(26)がレフト前ヒットで出塁。1死後、ルイス・ブリンソン外野手(28)が左中間を破るヒットを放つも手痛い走塁ミスを犯した。

   先を行く岡本は3塁でストップしたが、ブリンソンは岡本を確認せず2塁ベースを回り3塁へ。ブリンソンの走塁を見た岡本がホームに突っ込みタッチアウト。3塁に到達したブリンソンはアウトカウントを間違えたのかベンチに帰ろうとしたところをタッチされスリーアウトチェンジになった。

   ブリンソンの走塁ミスがなければ1死2、3塁の先制のチャンスだった。巨人の元コーチで野球解説者の橋上秀樹氏(57)は、J-CASTニュース編集部の取材に対してこの状況を次のように解説した。

「ブリンソン選手は前にいるランナーを確認しておらず思い込みでホームに行ったと思ったのでしょう。目視できる前のランナーを見なかった。そこで慌てて気が動転してアウトカウントを忘れてしまったのではないでしょうか。自分の犯したボーンヘッドで気が動転してアウトカウントが飛んでしまった感じだと思います。結果的にかなり大きなプレーになりました。勝負を分けたと言ってもいいくらいのプレーでした」

   先制の機会を失った巨人攻撃陣は3回以降、得点することができず2夜連続の完封負け。オープン戦から不調が続く坂本選手は「7番・ショート」で先発出場したが、この日も快音が聞かれず19打席無安打となった。3番の丸佳浩外野手(33)も調子が上がらず開幕から6試合に出場して打率.091と1割を切っている。

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