神奈川県の黒岩祐治知事(68)は2023年4月5日、週刊誌で自身の「男女関係」が報道されるとして、公式サイトでコメントを出した。
そこでは、「自分の行いについて深く反省しております」と謝罪した。黒岩氏は、9日投開票の同県知事選に4選を目指して立候補しており、「その結果を踏まえてですが、今後もしっかりと職責を果たしていく」と述べた。
「改めて相手の女性にお詫びします」
黒岩氏の「男女関係」については、週刊文春が5日、「黒岩知事『11年不倫』」といったタイトルでウェブ版の記事を公開した。記事によると、黒岩氏はフジテレビのキャスター時代、ある女性と不倫関係になった。
黒岩氏は09年9月にフジテレビを退社後、国際医療福祉大大学院の教授に就任した。その後、11年4月10日投開票の県知事選に出馬を決めている。記事では、同年に女性と別れたとしている。
黒岩氏の事務所は、文春の取材に対し、男女関係にあった事実を認め、「公職に就く以上、身を正さなければならない」と関係を絶ったと説明したという。黒岩氏は、妻にも謝罪したとしている。
黒岩氏は4月5日、「明日発売の週刊誌の記事について」と題してコメントを発表した。週刊文春の紙媒体が6日に発売予定であることを指すとみられる。
そこでは、「私の過去の男女関係に関する記事が掲載されます」と告げたうえで、次のように説明した。
「12年前、急に立候補することとなった際、関係を清算しなくてはと、相手の女性と話し合いをいたしました。その後、女性は私の妻に手紙を送ってこられ、妻をも大変傷つけることとなりました。改めて相手の女性にお詫びしますとともに、自分の行いについて深く反省しております」
県知事選を控えていることにも触れ、「今は選挙期間ですので、その結果を踏まえてですが、今後もしっかりと職責を果たしていく所存です。このような時期に、皆様にご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」と謝罪した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)